「ビルメンテナンスの仕事ってきついよね」

よくこのような事を耳にする一方で

「拘束時間が短くて、楽だよね」

このような声も耳にしますよね。

もちろんビルメンテナンスの仕事は、きついという人もいれば、楽だという人もいます。時間的拘束が少ないという人もいれば、長いという人もいます。もちろんきついと感じるか、楽だと感じるかは人それぞれです。

なので、今回は仕事内容や年収、労働時間、仕事環境など、多くの条件から総合的に判断したいと思います。

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きついと言われているビルメンテナンスの仕事内容は?

「そもそもビルメンテナンスってどんな仕事をやるんだろう」

このように思う人は多いですよね。自分が違う職種から転職する際や、就職する際に具体的にどのような業務内容なのか知る必要がありますし、やりがいのある業務であれば、きつくても頑張れます。

ビルメンテナンスは

『人々が普段使う建造物を、安心して使えるように問題がないかを点検し、快適に使えるように清掃し、長期的に使えるように管理する仕事』です。

つまり、仕事内容は建造物の点検、清掃、管理です。

ビルメンテナンスの年収と労働時間について 〜きついと言われているが果たして割りに合うのか〜

次に年収と労働時間についてです。いくらやりがいのある仕事で好きな仕事でも、年収が低くて労働時間が長かったら、さすがにきついですし、なかなか続けられませんよね。

なので今回は年収と労働時間からビルメンテナンスの仕事は本当にきついのかを検証していきます。

1 年収について

まず、ビルメンテナンスの平均年収なのですが、今回は建職バンクの求人募集を元に算出しました。 業界平均だと348万円で大企業の平均年収は459万円です。

(年収について詳しくはこちらの記事を見てください→ビルメンテナンス年収ランキング、系列系と独立系の年収の違い

2 労働時間について

次に労働時間についてです。労働時間は、サラリーマンとは少し違います。サラリーマンであれば、職種にもよりますが大体は週5日勤務で、1日8時間労働が基本ですよね。

しかし、ビルメンテナンスの労働時間は会社にもよりますが、基本的には24時間常駐することになります。建造物は24時間365日稼働しているわけですから、当然夜中も安全のために誰かが常駐しなくてはなりません。

かといって、24時間ずっと働いているということではなく、仮眠休憩などサラリーマンに比べて長めの休憩があります。では実際に、一週間どれくらいの仕事をするのでしょうか。例としてあげましたので、ご覧ください。

(例1) 週2日 24時間勤務 週1日8時間労働 週4日休み

月曜日 泊まり込みで仕事
火曜日 明け休み
水曜日 日勤
木曜日 休み
金曜日 休み
土曜日 泊まり込みで仕事
日曜日 明け休み

(例2) 週2日 24時間労働 週2日8時間労働 週3日休み

月曜日 日勤
火曜日 泊まり込みで仕事
水曜日 明け休み
木曜日 日勤
金曜日 休み
土曜日 泊まり込みで仕事
日曜日 明け休み

このような働き方になります。基本的に夜勤を行った場合は、次の日は休みになることが多いです。サラリーマンに比べて1日休みの日数が比較的多いことが特徴ですね。

3 年収と労働時間から、本当にビルメンテナンスはきついのか

実際に、具体的な年収と労働時間を提示しました。この情報から果たしてビルメンテナンスは本当にきつい仕事であると言えるのでしょうか。

結論からいうと、『この働き方に合うかどうか』です。つまり、一概にきついとは言えないという事ですね。

例えば、週5日勤務、1日8時間労働のサラリーマンが急にビルメンテナンスの仕事についたら、それは相当きついと思います。

毎日同じ時間に起きて会社にいき、同じ時間に帰って寝るような生活が染み付いているため、1日24時間働いて、朝帰りが週2日あることは、人によってはきついかもしれません。

しかし、一方で朝帰りが苦でない人にとっては、特につらいとは感じないのではないでしょうか。

労働時間を計算すると、サラリーマンの方は残業なしで週40時間労働である一方で、ビルメンテナンスの仕事量は例から計算すると、50時間か58時間労働ではありますが、夜勤もある日は仮眠休憩もあるため、実際に働いている時間(実働時間)はあまりサラリーマンとは変わりません。

さらにサラリーマンは残業時間もあるため、場合によってはビルメンテナンスの方が実働時間が短いということも十分にあります。

年収自体は大体全国の平均年収とは変わらないため、働き方さえ問題なければ、そこまできついとは感じないでしょう。

あとは、平均年収が良く、より待遇の良い大手に転職すれば今よりもっと充実した環境で働くことができます。

ビルメンテナンスの求人情報を見たい方はこちら

ビルメンテナンスの魅力的な面と、きつい面について 〜マイナスをプラスに変えよう〜

仕事には、魅力的な面もあれば、きつい面もあります。

今回は、ビルメンテナンスの魅力的な部分と、逆にきつい面の両面についてご紹介し、その後に一見マイナスに見えがちなビルメンテナンスの仕事も、実は見方によっては魅力的な仕事になるということをご紹介します。

1 変化の少ない職種 → 人々の安心を守っているという使命感のある職種

ビルメンテナンスの仕事は一見地味で、きついかもしれません。勤務中何も起きずに一日を終えるということは良くあります。

しかし、人々の生活を陰ながら支えているということを忘れてはいけません。

人は生活する上で、必ず建造物を使います。その安全や衛生を日頃から支えている仕事こそがビルメンテナンスなのです。

人々の生活を支えているため、日々きついことは多いと思いますが、その分大きなやりがいを感じることができるのです。

2 目的意識なく勉強する環境 → 資格取得+専門性

ここでは、あえて2つの要素をあげました。

ビルメンテナンスは関連する資格をとると、資格手当がつくため、年間数万円ほど年収が上がります。そして、資格をとり専門性を高めることで市場価値も上がり、転職もしやすくなります。

なので自己成長という観点においては、ビルメンテナンスの仕事は勉強こそきついですが、やった文だけ年収に反映されるため、資格の勉強に対してのモチベーションは高い方が多いです。

資格についての詳しい記事はこちら → ほんとにビルメン上位資格「三種の神器」は年収UPにつながるの?

3 退屈な環境 → 休日が多いため、自分の成長と趣味に使える環境

実はビルメンテナンスの仕事ってとても休みが多いです。

2の労働時間でもお話したように、基本的に休みが週に4日というのが、ビルメンテナンスの労働時間です。多くても週3日は休みがあります。年間で換算すると、週4日休みの場合、年間で200日以上の休みがあるんです。

これで、きついとは言えないですよね。確かに年収はそんなに高い職種とは言えませんが、その分多くの隙間時間を有効活用して、さらにレベルアップをすることが可能な職業なのです。

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか。多くの人がビルメンテナンスの仕事に対して

「きつい」

「ブラックだ」

などという人が多いと思いますが、実際は週に4日も休みがあり、自分の学びたいことややりたいことに時間を割くことができるとてもホワイトな職種だと感じます。

ビルメンテナンスに就職し、資格を取得して、更に上のステップへと転職するでもいいですし、ビルメンテナンスの仕事で数多くの資格を取得し、年収をあげるなど、広く建設業界のキャリアを考えることができる職種なのです。

転職についての詳しい記事はこちら → ビルメンテナンス]就職・転職求人で求められる人材とは?

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