LINEで送る
Pocket

 

この記事は2020年10月21日に更新されました。

エネルギー管理士という国家資格は一般財団法人省エネルギーセンターが実施する省エネを管理する国家資格です。近年のエネルギー分野での高い技術者ニーズから業界従事者からの人気が高い資格がエネルギー管理士です。そんなエネルギー管理士の資格を取得するには国家試験による取得と、研修による取得の二つのパターンがあります。

エネルギー管理士の試験は電験2.5とも呼ばれる非常に難関な資格です。

そんなエネルギー管理士の国家試験による取得を目指す人にとって勉強を進める際に頼りになるのが、「参考書」です。今回の記事ではそんなエネルギー管理士の参考書で合格者の声やAmazonレビューを参考におすすめのエネルギー管理士の参考書を紹介します。

▼転職をお考えの方はこちらもどうぞ
設備管理の高年収求人情報を検索
電気業界最大級の転職・求人情報サイトで、ピッタリの求人を見つけましょう。

建職バンクのバナー

エネルギー管理士の試験科目と合格率は?

エネルギー管理士の試験科目

エネルギー管理士の試験は、熱分野と電気分野の二つの分野を選択できます。合格率に関しては熱分野が高いですが、それは2012年度実施分の試験までで、2013年からは熱と電気が合算されていますので現在一概にどっちが合格率が高いといえるかはわかりません。

エネルギー管理士の試験科目は以下の用になっています。

課目
試験内容
必須基礎課目
1 エネルギー総合管理及び法規(エネルギーの使用の合理化等に関する法律及び命令、エネルギー総合管理)
選択課専門目:熱
2熱と流体の流れの基礎(熱力学の基礎、流体工学の基礎、伝熱工学の基礎)
3燃料と燃焼(燃料及び燃焼管理、燃焼計算)
4熱利用設備及びその管理(計測及び制御、熱利用設備)
選択専門課目:電気
2電気の基礎(電気及び電子理論、自動制御及び情報処理、電気計測)
3電気設備及び機器(工場配電、電気機器)
4電力応用(電動力応用、電気加熱、電気化学、照明、空気調和)

細かな配点については公表されていませんが、エネルギー管理士の合格基準は60%を得点することです。ですので、まんべんなくいづれの課目も6割近くを得点することが合格に必要不可欠です。

エネルギー管理士の試験はまさに省エネに関する実務経験がある人なら基礎知識がしっかりとしたうえで受験に望めますし、電気分野であっても電気設備の保安業務などを行う技術者であれば解答は可能ですし、熱分野であっても熱関係の設備に関する業務を行う技術者であれば熱分野での受験で勉強コストが下がります。

エネルギー管理士の合格率

エネルギー管理士の合格率は新試験制度移行は近年上昇傾向にあり、令和2年度の合格率は36.69%と近年で一番高い合格率となりました。エネルギー管理士の資格はビルメン上位セットの一つにも位置付けられた難関資格ではありますが、近年は合格率が上がっており、とりやすい時期であるといえます。

現行試験制度でのエネルギー管理士合格率推移(過去5年)

詳細なエネルギー管理士の合格率に関しては☞「エネルギー管理士の合格率・難易度

エネルギー管理士のおすすめ参考書:基礎課目

参考書特徴
ECCJが出版するエネルギー管理士共通基礎科目のテキスト&問題集参考書。
法律改正の多い省エネ法の改正にも触れており、丁寧な解説と問題集がある。
過去問では対応できない問題をカバーしている。
テキスト、例題の構成でインプットとアウトプットを両立。
吹き出し等で
わかり安く条文解説などがされてある。
重要ポイントも記載

エネルギー管理士の共通課目である必須基礎区分の問題では、エネルギー総合管理及び法規が出題されます。国家資格エネルギー管理士は省エネ法に根拠条文を持つ資格ですので、省エネ法の理解が試されます。

省エネ法自体膨大な量がありますが、すべてを暗記するというわけではなく、ポイントポイントを抑えることで効率的な勉強が可能になります。そうしたときに参考書で勉強することは有効な勉強方法です。

ですが、エネルギー管理士の必須基礎課目に関する参考書はあまり出回っていません。よく使われる必須基礎科目の参考書は上の省エネルギーセンター出版の『エネルギー管理士試験講座 熱分野・電気分野共通〈1〉エネルギー総合管理及び法規―平成29年度改正省エネ法対応版』です。また、過去問演習を通し、傾向を掴むことも重要でしょう。

必須基礎課目を突破するポイントは、改正の多い省エネ法の改正内容を抑えることと、すべてを暗記することは難しいので重要なポイントを参考書、過去問から捉える

▼転職をお考えの方はこちらもどうぞ
設備管理の高年収求人情報を検索
電気業界最大級の転職・求人情報サイトで、ピッタリの求人を見つけましょう。

エネルギー管理士のおすすめ参考書:熱課目

参考書名特徴
熱分野に関する網羅的な対策が可能。
初学者であっても解説が丁寧なのでわかり安い。
これと併せて過去問で対策することで補完。
教科書的な参考書であるが、
ある程度前提知識がある人にとってはなじみやすい
実際の試験で多くの受験生が手にしているのを目にする。
省エネルギーセンター出版の参考書。
熱分野の各科目毎の解説を4冊に分けて収録。
どの課目も比較的初学者にとっては難しいものだが、業務に役立つことがある。
このシリーズは微分積分等の大学数学基礎レベルの知識を保有している人向け
エネルギー管理士熱分野の過去10年分の問題が収録。
初学者にも優しい解説と問題量が豊富なので、解き倒すことができる。
この問題集と☝の徹底研究がAmazonでよくセットで購入されている。

エネルギー管理士の熱分野の参考書は購入者を選ぶ参考書が多いです。というのも、物理学を修めており、タービン等の熱を扱う設備等で仕事をしている人、大学などで熱物理を学んだ人にとっては理解のスピードが速い可能性があるからです。

どうしても初学者だと理解が難しい分野があったりします。そうした際に頼りになる参考書が☝の『エネルギー管理士試験(熱分野)徹底研究 改訂2版』です。この本はわかり安く丁寧な解説で網羅的にエネルギー管理士の熱分野を理解することができるようになる可能性があります。こちらの本に記載されている公式や計算方法をしっかりと理解し記憶することが重要でしょう。注意点としては誤植がある個所があるので、出版社であるオーム社のHPの情報を✔する必要があります。

もしくは、熱分野で出題される各科目毎の参考書も知識を深めてより難解な問題も対応することができるようになる参考書が省エネルギーセンター出版の『エネルギー管理士試験講座 熱分野〈〇〉-』です。内容が難解、値段が高い、大学基礎数学の知識があることが前提といった点はありますが、合格後の仕事にも活かせるような内容が詰まっています。

このような教科書的テキスト参考書とプラスアルファで過去問問題集を解くことが重要でしょう。そうしたときに役に立つのが解説付きの参考書です。解説が多分に含まれた参考書でおすすめは『エネルギー管理士模範解答集』です。この書籍はあまり解説は豊富ではないのですが、それゆえに自分で解けなかった問題をほかの教科書、参考書で調べる癖をつけることができます。調べた経験は深い知識を定着させるのにいいとされているようです。

エネルギー管理士のおすすめ参考書:電気

参考書名特徴
電験3種に合格しているレベルならば解説がわかり安くとっつきやすい参考書。
その一方、電気数学等、電気のの知識がある前提で書かれているので、初学者には難しく感じることがある。
参考書の情報が網羅的で試験範囲の4科目をカバーしている。
教科書的に利用する人が多く、試験で重要なポイントを把握するのに役に立つ。
エネルギー管理士の試験対策本としてのシェアは高い。
省エネルギーセンター出版のテキスト参考書。
直前整理とあるように情報用は少ないが
、復習用テキストとして使用する使い方ができる。
全科目分収録されたコンパクトな書籍だが、間違い、誤植がちらほらあるとのこと。
エネルギー管理士の問題集。過去12年分の過去問を収録。解説もついて800ページにもわたる分厚い本。
解答解説がやや不親切なので教科書テキストと合わせて勉強することが重要。

エネルギー管理士試験の参考書は書籍数が多くなく、値段が高いものが多いので受験生の持つ参考書は似通ってきます。そんな中でも熱分野同様『エネルギー管理士試験(電気分野)徹底研究 改訂2版』の参考書は受験会場でも手にしている方が多く、鉄板の対策テキストとなっています。この参考書はターゲットがある程度電気に明るい人向けにかかれているので、電気のバックグラウンドを持っていない方にとっては、難しく感じる点があるようです。

また、エネルギー管理士の試験対策として電気計算問題を解くことも対策になるでしょう。そうしたときに役立つのが省エネルギーセンターが行っている「月刊省エネルギー」の計算問題解説コーナーでしょう。こちらはまさに省エネ全般に関する総合技術雑誌です。創刊1948年と非常に歴史が長い雑誌なので、バックナンバーも豊富です。電気計算コーナーが毎月乗っており、読み物としても面白いですし、対策にもなります。やや値段が高いことがネックでしょう。

エネルギー管理士だけでなく資格試験一般にいえることですが、資格試験対策は教科書テキストと問題集を解くことで対策するのが王道でしょう。エネルギー管理士の問題集もテキスト同様数が多くないのですが、『模範解答集(電気分野)』が問題集として役に立つでしょう。合計約800ページにも及ぶこの問題集の問題を解き倒すことでしっかりとした対策をとることができるでしょう。デメリットとして、量が多い分解説が簡易的である個所があるので、そこに関しては☝の『直前対策徹底研究』で補うことが重要でしょう。

まとめ

エネルギー管理士の試験対策参考書を紹介しましたが、試験だけでなく研修による取得でも参考書を購入することがあります。そうした際にぜひとも参考書を購入する際の判断材料にしてください。なお、エネルギー管理士の試験対策は熱分野でも電気分野でも合格後の効力は変わりません。ですので、どっちを選択するかは経験と知識に基づき決定するのがベストです。

建職バンクを使って転職を成功させよう!

建職バンクは、関東の電気求人件数No1の実績を誇る転職求人サイトです。

多くの求人情報や、仕事や転職活動に役立つような記事を発信しています。

さらに『建職バンク』に登録することで、転職の際にキャリアアドバイザーの方からアドバイスを無料で受けることができます!

建職バンクへの登録はこちらから!

LINEで送る
Pocket