「ビルメンはやめとけ」
このようなことを一度は耳にしたことがある人もいるでしょう。
では、本当にビルメンの仕事は本当にやめとくべきなのでしょうか?
今回の記事では、ビルメンがやめとけと言われている理由や、逆にビルメンならではの魅力などを徹底解説します。
この記事を見て
「ビルメンの仕事の良い点、悪い点の両方を知ることができた」
と思っていただけたら、幸いです。

ビルメンの仕事内容
ビルメンはビルメンテナスの略です。
仕事内容としては、主にビルを利用する方が快適に過ごすことができるように設備の点検や管理、掃除など、ビルの管理するための様々な業務を行います。
施設管理や設備管理といった部類に入ります。
では、もう少し具体的に業務内容を見てみましょう。下の表をご覧下さい。
主なビルメンの仕事内容です。
ビルを管理するといってもこれだけの業務量をこなさなくてはいけません。
人々がビルを利用する上で必要不可欠な職種なのです。
「ビルメン やめとけ」と言われている理由
では、ビルメンの仕事はなぜ「やめとけ」と言われるのでしょうか?
1つずつ見ていきましょう。
1 やめとけ1:勤務時間が不規則である
1つ目はビルメンの勤務時間が不規則である点です。
ビルは365日24時間管理する必要があります。
そのため、常に設備の点検や建物内外の巡回など、万が一に備えビルメンの方が常駐しなくてはなりません。
そのため、勤務時間は不規則で9:00〜18:00と18:00〜9:00といったシフトや宿直と呼ばれる24時間勤務の日も存在します。
もちろん宿直の場合は次の日が明け休みといって休みになりますし、宿直の日は仮眠時間は存在しますが、それでも不規則な生活であることにかわりありません。
そのため、合わずにやめてしまう人も一定数います。
2 やめとけ2:給料や年収がそこまで高くない
2つ目は、給料や年収がそこまで高くない点です。
こちらの表をご覧ください。
ビルメンテナンス業界の平均年収はおよそ348万円と言われており、日本の平均年収と比べると低いことがわかります。
もちろん系列系と独立系で年収は異なりますが、それでも大きく変わることはないでしょう。
そのため、年収を上げるために転職してしまうことがよくあることも事実です。
しかし、中には年収が高い求人も一定数存在するため、転職する際は転職エージェントなど求人情報に詳しい人によく聞くことをおすすめします。
3 やめとけ3:バリバリ働きたい人にはやりがいを感じづらい
3つ目は、やりがいを感じづらい職種である点です。
扱う建設物にもよりますが、基本的にあらかじめ決まったスケジュールで仕事を行います。
設備の点検や巡回、衛生管理など、同じ建物を扱うわけですから、業務は基本的に同じです。
そのため
「バリバリ働きたい」
「忙しい環境で働きたい」
「成長したい」
といった方は不向きな職種といえるでしょう。
逆に
「安定して働きたい」
「自分の時間を持ちたい」
といった方には非常に魅力な職種であるといえます。
4 やめとけ4:雑務の仕事をこなすこともある
4つ目は、雑務の仕事もこなさなくてはいけない点です。
ビルメンは設備管理の仕事であるため、本業は上記に書いてある通り、設備管理や衛生管理などです。
しかし中には、ビルのオーナーの方に仕事を頼まれることもあります。中には草むしりや共有スペースの掃除などを押し付けられる場合もあります。
雑務の量は現場によって異なりますが、ある程度そのような仕事を行うこともあるということは覚悟して置いた方が良いでしょう。
ビルメンをやめとくのはまだ早い!ビルメンの魅力とは?
ここまで『ビルメンやめとけ』の理由についてお話しました。
では、逆にビルメンの魅力とはどのようなものがあるのでしょうか?
1 ビルメンの魅力1 自分の時間を作ることができる
1つ目は、自分の時間を作ることができる点です。
ビルメンの仕事は勤務時間が不規則です。
しかし業務時間が決して多いというわけではありません。
むしろ宿直(24時間勤務)があるため、週3日休みの現場が多いです。
また交代制であるためほとんど残業がなく、非常にホワイトな職種であるといえます。
ビルメンの仕事に転職した結果、
「自分の時間を自由に使うことができ、幸福度が上がった」
「以前は業務に追われていたが、ビルメンの仕事に転職し、気が楽になった」
という方もいらっしゃいます。
そのような方には非常に良い環境であるといえます。
2 ビルメンの魅力2 専門的な知識をつけることができる
2つ目は、専門的な知識をつけることができる点です。
ビルメンの仕事は、建物の設備に関する業務知識を体系的につけることが可能です。
具体的にはボイラー設備、電気設備、水道の配管などです。
設備管理の専門スキルを身につけキャリアアップをはかりたい方にはぴったりな職種であるといえます。
また専門的なスキルを身につけ、資格を取得することで年収をあげることも可能です。
3 ビルメンの魅力3 将来性のある安定的な仕事である
3つ目は、将来性のある、かつ安定した仕事である点です。
日本には非常に多くの建設物が存在します。
具体的には商業施設や超高層ビル、病院などです。
これらは1度建設してから取り壊すまで、管理し続けなければなりません。
そのため、ビルメンの仕事は建設物と共にあるため、仕事がなくなるということは考えづらいでしょう。
ビルメンに向いている人、向いていない人の特徴
では具体的にビルメンの仕事に向いている人、向いてない人はどのような方がいるのでしょうか。
もちろん下のような例は、一概にいえるわけではないため、あくまで参考程度にして頂けたらと思います。
1 ビルメンの仕事に向いていない人
ビルメンに向いていない人は以下のような方です。
- 土日祝に休みが欲しい人
- 忙しい環境でバリバリ働きたい人
- 高い給料が欲しい人
- あらかじめ決まったスケジュールで仕事を行うことが苦手な人
のような方です。
2 ビルメンの仕事に向いている人
ビルメンに向いている人は以下のような方です。
- 激務ではなく、ホワイトな職場で働きたい人
- 不規則なスケジュールで働くことに抵抗がない人
- 年収や給料よりも自分の時間を大切にしたいと考える人
- 設備管理の仕事に興味がある人
のような方です。
3 結果
ビルメンの仕事は「やめとけ」と言われるような要素も含んでいます。
しかし、その反面魅力も非常に多い仕事です。
ここに関しては働く人、つまり自分が『仕事に対して何を求めるか』です。
仕事に対して求めている要素がビルメンの仕事に多く含まれているのであれば、ビルメンの仕事は魅力的な仕事になるでしょう。
もう「やめとけ」とは言われない!ビルメンの仕事の探し方
いくら自分のやりたい仕事だからといって、条件や内容が過酷なものであれば、自分自身がきつくなってしまいます。
そのため、今回はビルメンの求人を探すにあたって、どのように良い求人を見分ければ良いのかをお伝えします。
1 規模の大きい会社の求人を選択する
1つ目は、規模の大きい会社の求人情報を選択することです。
もちろん例外はありますし、小さい企業でも良求人は多いです。しかし
『大企業の方が人も多く福利厚生もしっかりしているため、働きやすい』
という傾向にあります。
そのため、そこはしっかりと確認することをオススメします。
2 休日日数が120日前後で残業時間の少ない会社を選択する
2つ目は、休日日数と残業時間をしっかり確認することです。
中には残業時間が多い企業や休日日数が極端に少ない求人も存在します。
ホワイトな職種で働くためにはしっかりと自分の時間を確保することができるのかを確認することが重要です。
3 給料をしっかりと確認する
3つ目は、給料をしっかりと確認することです。
ビルメンの給料は他の職種と比べると少し低いです。
そのためもしビルメンで給料が高い現場に就職したい場合は、求人の給料面を見るようにしましょう。
ビルメンの求人例
では具体的にビルメンの求人にはどのようなものがあるのでしょうか?
下の求人は実際に掲載されている建職バンクの求人です。
1 東京海上日動ファシリティーズ株式会社
会社名 | 東京海上日動ファシリティーズ株式会社 |
年収 | 400〜600万円 |
仕事内容 | ビルメンテナンス統括管理責任者 |
就業時間 | 9:00~17:00 |
年間休日 | 120日 |
賞与 | 臨時給与 年2回支給(6月、12月) |
残業時間 | 10時間程度 |
福利厚生 | 独自の制度多数あり |
より詳しい東京海上日動ファシリティーズ株式会社の求人情報はこちらをチェック!
1つ目は、東京海上日動ファシリティーズ株式会社の求人情報になります。
年収も高く、かつ年間休日日数も120日とホワイトな職場です。
完全週休二日制を実施したりと、非常に条件が良いです。
2 TMES株式会社
会社名 | TMES株式会社 |
年収 | 400〜700万円 |
仕事内容 | 全国の物件を手がけるビルメンテナンス会社での設備管理・メンテナンス業務 |
就業時間 | 8:45~17:30(実働7時間45分/休憩60分) |
年間休日 | 122日 |
残業時間 | 月平均20時間前後 |
社会保険 | 完備 |
諸手当 | 通勤手当(月/5万円まで)家族手当など多数あり |
2つ目は、全国の物件を手がけるビルメンテナンスの求人情報です。
年収もよく、年間休日も122日と非常に人気求人です。
残業も多くなく、非常にホワイトな環境で働くことができます。
社会貢献度も高く、働きやすさも良い条件です。
まとめ
今回はビルメンがやめとけと言われている理由について書きました。
確かにビルメンの仕事は、給料が低かったり時間が不規則だったりとマイナスの要素があることも事実です。
しかし自分の時間を作りやすい、将来性がある、専門性を身につけることができるといった魅力もあります。
しっかりと自分の適性を見極めた上で判断しましょう。
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