LINEで送る
Pocket

 

一級電気工事施工管理技士の実地試験内容

国家資格「電気工事施工管理技士」試験には「学科」「実地」の二つの試験区分があります。この学科と実地の両方に合格して初めて1級電気工事施工管理技士の合格を手にすることができます。詳細な受験資格や試験情報については☞「3分でわかる!1級電気工事施工管理技士の資格情報」をご参考下さい。

一級電気工事施工管理技士実地試験の過去問

一級電気工事施工管理技士の実地試験では何が問われるのかというと「施工管理法に関する記述試験」が出題されます。施工管理法に関する記述で正しく記述できていないとその時点で「不合格」になってしまう非常に重たい試験であるといえるでしょう。

一級電気工事施工管理技士の平成30年度過去問

一級電気工事施工管理技士の平成30年度過去問

実際にどんな問題が出題されるかというと、かかわった電気工事の施工管理経験を問うような問題が出題されます。

実地試験の過去問については建設業振興基金(一財)が公表しています。リンクはこちら

なんらかの講習会や資格学校に参加しているとこのような実地試験問題の性格な記述方法や解法については教えてくれることがありますが、独学だと具体的にどのような記述をすればいいのかがわかりにくいということがあるようです。後に実地試験の勉強方法についてを独学合格者の声を元に紹介します。

一級電気工事施工管理技士実地試験の合格率

一級電気工事施工管理技士の実地試験の合格率はおおよそ6割~6.5割で推移しているようです。他の電気系の資格や建築施工管理技士、土木施工管理技士の資格と比較しても高い水準であるようです。

一級電気工事施工管理技士実地試験の配点

一級電気工事施工管理技士実地試験の合格基準

平成30年度実地試験では以下の用に合格基準が定められています。

RANK評定
A合格(合格基準以上)
B得点が40%以上合格基準未満
C得点が40%未満

問題数は全5問出題され、大まかに施工管理経験記述問題、電気工学、法規、施工管理法の問題が出題されます。Aランクであれば実地試験合格となるのです。実地試験ではおおよそ6割の得点率が取れていれば合格となります。

ただ、実地試験問題の配点や合格点については公表されていませんが、施工管理経験記述が配点の半分近くを占めていると考えられます。なぜなら、単純に施工管理経験記述が実力の証明になるからという理由と、他の問題が穴埋め問題などの知識を問うような問題であるからです。

一級電気工事施工管理技士の配点(予想)と解答方法

問題
出題内容
内訳
配点
問題⓵
施工管理経験記述問題
出題された施工管理課題数項目のうちから選択解答①工程管理②品質管理③安全管理のどれか40%
問題⓶
記述式問題
電気工学電気設備の技術的記述
15%×4問
(60%)
問題⓷施工管理法(1)①安全管理②品質管理のどれかの技術的記述
問題⓸施工管理法(2)①工期②余裕③遅延日数のネットワーク計算
問題⓹法規①元請人の義務②施工管理技術者の職務③保安規定記述

このうち施工管理法(2)の「①工期②余裕③遅延日数のネットワーク計算」のネットワーク計算問題は時間がかかる問題で最後に解くことがよく推奨されています

一級電気工事施工管理技士の配点ではいかに施工管理経験記述問題が重要かがわかります。いかにして配点40%の問題を解答できるかが合格のカギを握っていますので、最優先に解答することが重要です。

一級電気工事施工管理技士実地試験の解答について

一級電気工事施工管理技士実地試験「工事概要」解答方法

工事概要の解答方法

項目記載内容
工事名電気工事(強電)、〇〇ビル電気設備工事、○○建築照明設備
工事場所都道府県名から番地。広範囲工事については起点地住所記載
請負代金100万円単位で記載。300万円以上の工事が望ましい(設備費と工事代金総額)
工事概要建物概要と電気設備概要。建物概要:S造、R造、SR造階数、延べ床面積概数(m²)、階高を記載、電気設備概要:電気設備容量、契約電力、受電電圧、盤の面数、照明台数、TR容量、台数を記載
工期平成29年3月~平成31年3月
2017年3月~2019年3月のような表記で記載。最近経験した工事で3か月以内のものが望ましい
あなたの立場現場代理人、主任技術者、現場主任、技術員、現場監督員、発注者、側監督員、工事監理者等の電気工事施工の管理的な立場
業務内容構内電気設備係る施工管理
照明工事の施工管理、電気線工事の施工管理
発電設備に係る施工管理

1級電気工事施工管理技士実地試験で問題.1で問われるのが経験記述です。その中で1-1で出題されるのが工事概要です。工程管理上、品質管理上、安全管理上のいずれかの観点からの記載となります。

実際にどんな工事を経験してきたかによって記載内容や解答方法は変わってきます。ただ、工事概要の項目では請負金額や役割に応じたような工事でないと嘘ではないかと採点者に疑われる可能性もあるので、正確な経験記述が求められます。ちなみにBのシャーペンが推奨されています。(濃くてはっきりしている文字)

一級電気工事施工管理技士実地試験「経験記述」解答方法

経験記述は前述した通り、年度によって「工程管理」「安全管理」「品質管理」のいずれかの観点からの記述問題が出題されます。近年は工程管理と安全管理の問題が交互に出題されています。毎年その傾向になるとは限りませんが。。次にそれぞれの記述の方法や内容についてを紹介します。

経験記述問題では、「○○(工程、安全、品質)上の留意点」と「理由」と「対策・改善策」の三つの要素を2つ記載しなければなりません。

経験記述:工程管理

建設業では「工期内完成」が重要視されています。全体・月間・週間と工期は変わってくるのですが、工期内完成ができるかどうかは実務の施工管理で非常に重要なことですので、試験でも出題されているのです。

一級電気工事施工管理技士実技試験の工程管理の経験記述問題では大きく以下の用な要素で構成されます。

工程管理における経験記述の大枠の留意点内容

工程管理における経験記述の大枠の留意点内容

経験記述:品質管理

求められた品質」で建築物や設備の工事をすることは施工管理において非常に重要な意味を持っています。各地方自治体で「品質管理基準」が設定されています。この品質管理がきちんとできるかについても経験記述で問われることがあります。

一級電気工事施工管理技士実技試験の経験記述で出題される「品質管理」の出題項目(留意点)は大枠で以下の用になります。

一級電気工事施工管理技士実地試験で出題される経験記述の品質管理の大枠試験内容

一級電気工事施工管理技士実地試験で出題される経験記述の品質管理の大枠試験内容

経験記述:安全管理

建設業の現場ではよく身にする言葉「安全第一」。この言葉は施工現場で非常に重要な意味を持ちます。理由は言及しなくともご存知でしょう。安全管理ができるかどうかもまた電気工事施工管理技士実地試験では経験記述問題として出題されるのです。

一級電気工事施工管理技士実地試験で出題される経験記述の安全管理の試験内容は以下の用な留意点に即して記述します。

一級電気工事施工管理技士実地試験で出題される経験記述の品質管理の大枠試験内容

一級電気工事施工管理技士実地試験で出題される経験記述の品質管理の大枠試験内容

一級電気工事施工管理技士実地試験の解答例(経験記述)

経験記述は非常に配点が高い問題ですが、この解答例は人それぞれ工事経験が違いますし一概に模範解答どおりに記述しても得点はできないでしょう。ですので、あくまで一例としてとらえておくのがいいでしょう。

具体的な1級電気工事施工管理技士実地試験経験記述の解答例は工事の数と受験者の数だけ存在します。一部を紹介すると、☝のHKさんが解説しているような「東日本大震災の被災による受変電設備など復旧工事」は参考になります。リンク

そのほかにも解説動画は資格学校のものを始め多く紹介されています。また、添削サービスを受けることができるような資格学校もあります。

一級電気工事施工管理技士実地試験の解答速報

受験した後合格発表までの期間において気になるのは、「解答速報」ですよね。この解答速報は公表されているわけではないのですが、各資格学校や一般社団法人が発表しています。一例を取り上げると、以下の(一財)地域開発研究所の解答速報などがあります。

【解答速報】平成30年度1級電気工事施工管理技士(実地試験)|一般財団法人地域開発研究所

一般財団法人地域研究所サイトのNew Topicsです。一般財団法人地域研究所は、建築工事に従事する技術者の養成と技術力の向上を支援しています。一般財団法人地域研究所のサイトでは施工管理技士を目指す方へ受験対策講座の開催申込み、参考図書の販売を行っています。

まとめ

以上、1級電気工事施工管理技士実地試験の合格率や解答情報を紹介してきましたが、1級電気工事施工管理技士実地試験は非常に仕事内容が色濃く反映される試験です。というのも日常の電気工事において工程上のトラブルなどは発生します。

その時にどうするか?いかに解決するか?再発防止をどうするか?といったことを考えます。ですので日常の電気工事業務を続けていき、施工上の留意点を書き溜めていくことが一番の対策といえるでしょう。

LINEで送る
Pocket