工場、商店、一般住宅などの電気設備の安全を守るために工事の内容によって、一定の資格のある人でなければ、電気工事を行ってはならないことが、法令で決められています。

その仕事を行うことができる資格が電気工事士です。(電気技術者試験センター参照

つまり、電気工事士の仕事は、他の人にはできない特別な仕事なのです。

しかし

「電気工事士の仕事はきついからやめとけ」

「電気工事士の仕事は危ないから、やらないほうがいい」

という声をよく耳にしますよね。

では、果たして本当に電気工事士の仕事はきつくて、やめたほうがいいのでしょうか。


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    電気工事士の仕事って実はここがすごい 〜やめるのはまだ早い!〜

    まず、電気工事士の仕事の『ここがすごい!』という点について詳しくお話しします。

    もちろんネガティブな事を言われているのは、確かですが、それ以上に魅力的な点が数多くあるのです。

    1 専門的な仕事であり、世の中にとって必要不可欠な仕事

    皆さん、1日でも電気のない暮らしを想像することができるでしょうか。世の中の全ての人は電気を使っています。

    テクノロジーが発展し、人々の生活が豊かになるほど、より多くの電気が必要になってくるのです。

    多くの電気を作るためには、それだけ電気設備が必要になります。

    その電気設備を管理、点検、工事する仕事のほとんどが、電気工事士の資格を免状交付されていないとできない仕事なのです。

    なので、絶対仕事がなくなることはない上に、社会に求められる仕事であり、全ての人にとって必要な職業なのです。

    2 成長を身近に感じることができる

    世の中には仕事をしていても

    「自分って成長しているのかな…」

    と思う職業が非常に多いです。

    しかし、電気工事士の仕事は違います。

    仕事をすればするだけ、技術が知識が身につき、年収も上がる仕事なのです。

    引く手数多の職種であるため、資格や経験をつみ、より条件の良い求人に転職することが可能です。

    中には年収1000万円を超える条件の求人も存在します。

    さらに、自分の力を試したいと思う人は、ある程度経験を積んでから独立するというキャリアを形成することも可能なのです。

    ちなみに独立して、年収1000万円以上稼いでいる方も数多くいらっしゃいます。

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    つまり、成長を身近に感じ、多種多様なキャリアを形成できる仕事なのです。

    3 達成感を味わうことができる

    電気工事士の仕事は非常に達成感を味わうことができる仕事です。

    チームで工事や取り付け業務を行い、作業が完了し、電気がついた瞬間は一気に疲れが吹き飛ぶほど嬉しいものです。

    また、作業が終わった後にお客様から感謝される時も嬉しいものです。

    このように電気工事士の仕事は達成感を味わうことのできる非常に魅力的な仕事なのです。

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      電気工事士の仕事の大変なところ 〜やめとけと言われる理由〜

      良いところ点もあれば、当然悪い点もあります。

      では電気工事士の仕事は何が大変なのでしょうか。

      1 肉体労働である

      電気工事士の仕事は、肉体労働です。

      基本的に現場勤務となるため、一日中立ちっぱなしであることが多いです。

      重い機材や資材などを持ち運ぶことも多いため、体力仕事です。そのため、それが毎日続いてしまうと、やめる人が出てきてしまうのも事実です。

      2 休みが他の業界に比べて少ない

      電気工事士の仕事は他の業界に比べて、休みの量が少ないということが日本建設連合協会の資料でも明らかになっています。

      (日本建設連合協会 資料参照

      この資料は建設業界における週休二日の取得率です。

      この数字を見てみるとわかる通り、建設業界の週休二日の取得率は低いということがわかります。

      もちろんこれは2017年度の資料になるので、この取得率よりは改善されていますが、それでも他業界に比べるとまだまだです。

      実際に転職する際には

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      というキーワードで絞れば、その条件にあった求人を探すことができるため、年収だけでなく、他の条件でも絞って検索することをおすすめします。

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      3 労働時間が長い

      電気工事士の仕事は、他産業に比べて労働時間が長い傾向にあります。

      (国土交通省 資料参照

      建設業界が他の業界にくらべ、労働時間が多いことがわかると思います。

      「期日までに工事を終わらせなくてはならない」

      「ある日にちまでに電気を通す」

      などと、電気工事士の仕事には必ず期日が存在します。

      そのため、どうしても労働時間が長くなってしまうのです。

      しかし、36協定などの労働基準法が見直されつつある今、労働時間は減少しつつあります。

      また求人情報では、残業時間や労働時間などが目安で書かれているので、しっかりと目を通し、実際に転職アドバイザーの方などに確認をしましょう。

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        電気工事士の仕事をより楽しく、充実させるためには

        では、電気工事士の仕事をより楽しく充実させるには、どうすればいいのでしょうか。

        1 モチベーションを上げる。

        仕事全般に言えることではありますが、電気工事士の仕事に対してプライドをもち、モチベーション高く仕事をすることで、より頑張ろうと思えますし、成長角度が上がります。

        それによって知識や経験が増え、年収も上がり、仕事がより楽しくなるのです。

        2 常に自分のキャリアを意識する。

        これは少し難しいですが具体的には、

        自分のキャリアビジョンを設定し、そこから逆算して短期的な目標を立てる

        ことです。

        例えば、

        「自分は将来電気工事士として、40歳までに独立して年収1000万円目指すぞ」

        と考えている場合は、逆算して

        「何歳までにどのような会社でどれだけのスキルを身につければいいのか」

        という短期的な目標を立てることができます。

        目標を達成し続けることで、充実感を得ることができるのです。

        3 専門的な仕事自体を楽しむ。

        電気工事士の仕事は非常に特殊な仕事です。

        電気工事士の資格を持っていなければ、行うことのできない業務も数多く存在します。なので、

        「自分が行なっている仕事は非常に特別だ」

        と思うことで、より一層仕事に対して没頭することができます。

        「専門的で、世界中の人々が使っている電気を扱うエキスパート」

        そう思うだけでモチベーションが上がりますよね。

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          まとめ

          今回は、電気工事士の仕事の魅力と大変なところをまとめてみました。

          もちろん仕事をしている上で

          「やめたいな」

          「きついな」

          と思いますよね。人間関係などで苦しむことはどこの業界、職場でも起こり得ることです。

          でも、そこで

          「じゃーやめよう」

          「業界を変えよう」

          と思うのはまだ早いです。

          今まで培ってきた電気工事士の経験や知識を次に活かしましょう。

          もっと良い条件の会社を見つけるためには、転職という方法が存在します。

          ぜひ、キャリアアドバイザーの方に相談してみましょう!

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