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電気主任技術者という国家資格は電気事業法に根拠を持つ、国家資格で、電気設備の保安監督業務を行います。電気主任技術者になると、転職に有利だったり、年収が上がったり、資格手当を支給されたりと様々なメリットがあります。そんな電気主任技術者になるには、「試験」に合格するか、「認定」により実務経験で取得するかの方法があります。今回は電気主任技術者試験(通称電験)の合格率を紹介していきます。

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電気主任技術者の平成30年度の合格率・難易度総まとめ

平成30年度電気主任技術者試験合格率!

第一種電気主任技術者・第二種電気主任技術者合格率

区分一次試験合格率科目合格率二次試験合格率一次試験×二次試験
電験1種24.1%
(23.2%)
48.9%
(53.9%)
13.7%
(15.1%)
5.4%
(5.5%)
電験2種24.1%
(26.4%)
46.6%
(52.5%)
14.5%
(13.5%)
5.7%
(5.0%)

第三種電気主任技術者合格率

受験者数合格者数科目合格者数科目合格率合格率
42976
(45720)
3918
(3698)
12335
(12176)
28.7%
(26.6%)
9.1%
(8.1%)

平成30年度電気主任技術者試験は第三種電気主任技術者の合格率・科目合格率を見ると、昨年度試験より上がっています。第二種電気主任技術者試験では、合格率が一次試験で上がり、二次試験で下がっており、二次試験が難易度が高くなっているようです。また、第一種電気主任技術者試験では、合格率が2種とは逆で一次試験で上がり、二次試験で下がっているようです。来年度試験の合格率はどうなるのでしょう。

電気主任技術者試験合格率の推移(1997年~2018年)

第一種電気主任技術者試験合格率の推移

第一種電気主任技術者試験合格率の推移

第一種電気主任技術者試験合格率の推移

第一種電気主任技術者合格率の推移

第一種電気主任技術者試験合格率は1%台の年度もあるように非常に難易度の高い資格とんっています。1997年~2018年の「一次試験×二次試験」の合格率の平均はわずか3.3%となっておりその難易度の高さを知れます。第一種電気主任技術者の合格率と勉強方法については「電験1種の難易度が高すぎる。勉強方法のこつとは

第二種電気主任技術者の合格率の推移

第二種電気主任技術者合格率の推移

第二種電気主任技術者合格率の推移

第二種電気主任技術者の合格率の推移を見ると、年度によっては1%~2%台の合格率の年がいくつかあります。第二種電気主任技術者の1997年~2018年の合格率の平均は3.9%とその試験の難易度の高さを知れます。第二種電気主任技術者の難易度と勉強方法については「電験2種の合格率が低すぎる件について。勉強方法とは

第三種電気主任技術者の合格率の推移

第三種電気主任技術者合格率の推移

第三種電気主任技術者合格率の推移

第三種電気主任技術者の合格率は第一種、第二種と比較すると高いです。ですが、第三種電気主任技術者の合格率の平均は9.5%と合格率が10%を切るような難易度の高い試験であることには変わりありません。第三種電気主任技術者の難易度と勉強方法については、「電験3種の難易度ってどんなもん?勉強方法とは?

電気主任技術者(1種~3種)平成30年度合格率・難易度の総まとめ:科目別、一次、二次別

第一種電気主任技術者(電験1種)の平成30年度合格率、科目合格率

平成30年度第一種電気主任技術者一次試験

電験1種科目合格率

電験1種科目合格率平成30年度

平成30年度第一種電気主任技術者試験の一次試験の合格率は☝のように24.1%の受験者が一次試験を合格しました。昨年(平成29年度)の合格率23.2%なのに対し、合格率が上がっています。平成30年度の電験1種の各科目毎の合格率を見ると、

理論」科目で合格率が19.6%➡33.4%と合格率が上がり易化した模様です。「電力」科目の合格率は、昨年の合格率が54.3%なのに対し、平成30年度は43.1%とやや難易度が上がったようです。

機械」科目も電力と同様に、昨年の38.3%に対し平成30年度合格率が16.2%と難易度が上がっているようです。特に平成30年度第一種電気主任技術者試験では、二次試験の機械・制御の問題でサーボ系の問題で誤りがあったようですが、電験一種平成30年度試験全体で見ても機械の難易度は相当に上がっているようです。「法規」科目は昨年が27.1%なのに対し、平成30年度試験では合格率が31.1%と少し易化したようです。法規の合格率から見ると、一次試験において得点源となるような位置づけでした。

平成30年度第一種電気主任技術者二次試験

受験者数受験率合格者数合格率
615
(569)
90.8%
(89.6%)
84
(86)
13.7%
(15.1%)

平成30年11月18日(日)に行われた第一種電気主任技術者二次試験の受験者数、受験率、合格者数、合格率はこのようになりました。平成30年度第一種電気主任技術者二次試験は毎年電験3種、電験2種とは別次元の試験内容が出題されます。日本の国家試験でも類を見ない難易度の高さなのではないでしょうか。

そんな電験1種の二次試験ですが、平成30年度は「機械・制御」科目で数学的に解答ができない誤りの問題が出題されていたので合格基準も修正されました。電験1種の平成30年度二次試験の合格基準はプレスによると、

機械・制御科目問4の問題本文に誤りがあったこと(平成 31 年 1 月 9 日公表済み)を踏まえ、問4小問(2)(3)を除いた部分の得点が 100 点満点換算で 55.0 点以上、かつ、各科目ともに平均点- 5 点以上を満たす者を合格とすることが決定されました。

とのことです。国家試験ではあってはならない誤りですが、電験1種の過去問を解くと、この出題者の頭の中はどうなっているのだろうと思わされます。

第二種電気主任技術者(電験2種)の平成30年度合格率、科目合格率

平成30年度電験2種科目合格率

平成30年度電験2種科目合格率

平成30年度第二種電気主任技術者一次試験合格率

平成30年度第二種電気主任技術者一次試験は、一次試験合格率24.1%と、昨年の26.4%より低くなっています。電験2種一次試験は昨年と比較してやや全体的に難易度が上がっていることがわかります。電験2種を予備校で教える電気主任技術者免状交付者に話を聞くと、電験2種講座の受講生は年々増加しているようですし、電験2種受験者のレベルも上がってきているようです。電験2種一次試験は難易度の高い試験ですが、それに応じて受験者のレベルも上がるならば、合格率は今後上がってくるかもしれません。

電験2種一次試験の試験は、電験3種の問題を80点で解答できることが重要とされていますし、過去問マラソンをこなし計算パターン、出題パターンを抑えることが重要で、一次試験の勉強がそのまま二次試験に生きてくる試験です。

電験2種一次試験では、「理論」科目で昨年が33.3%の合格率なのに対し、平成30年度試験では18.3%と難易度が上がったようです。電験2種試験理論はやはり膨大な計算量とそれを素早く解ける計算速度が非常に重要な試験です。「電力」科目では昨年が20.9%なのに対し、平成30年度試験の合格率では38.0%と易化しているようです。

機械」科目では、昨年合格率が42.8%なのに対し、平成30年度試験合格率が23.0%と難易度が上がったようです。「法規」科目に関しては昨年合格率が31.3%なのに対し、平成30年度合格率では30.5%とやや難易度が上がったようです。

平成30年度第二種電気主任技術者二次試験合格率

受験者数受験率合格者数合格率
2624
(2435)
86.1%
(84.4%)
381
(329)
14.5%
(13.5%)

電験2種の二次試験は電験2種を合格するうえで、山となる試験です。必ずしも一つの参考書で勉強することで合格できる試験内容ではないという見解もありますし、過去問マラソンをするのに加え、一次試験で勉強したことが活きる試験です。「戦術で覚える電験2種二次試験計算問題」や「電気計算」など二次試験に関する参考書や雑誌は有名なものがあり、これらと合わせて過去問マラソンを行う勉強がよく取られているようです。

平成30年度電験2種二次試験の合格基準はプレスによると、以下のようになっていました。

合格基準点については、第一種・第二種電気主任技術者試験委員会において、合格基準を 100 点満点換算で 55.0 点以上(実得点 180 点満点で 99 点以上)、かつ、各科目ともに平均点- 5 点以上と決定されました。

第三種電気主任技術者(電験3種)の平成30年度合格率、科目合格率

平成30年度電験3種合格率、科目合格率

平成30年度電験3種合格率、科目合格率

第三種電気主任技術者試験の平成30年度試験の合格率、および科目合格率は☝のようになりました。合格率は平成29年度試験よりも1%上がっています。科目合格率をみると、電験3種の科目合格率は毎年各科目で変わっています。平成30年度でいえば、理論と法規の科目で難易度が上がっているようです。電験3種で難しいとされる理論科目の合格率は昨年より低くなっているものの、昨年は15%台だったので、2019年度試験では難易度が下がる可能性があります。

第三種電気主任技術者試験は、第1種、第2種電気主任技術者試験とは違い、一次試験、二次試験と試験がわかれていないので多少合格難易度のハードルは低いです。このことからしばしば、電気主任技術者試験のセンター試験とも称されますが、合格率や試験内容の難易度を考えると難しい試験です。それに、第三種電気主任技術者試験で勉強した内容は第一種、第二種試験にも活きてきます。

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電気主任技術者一種、二種、三種の合格者数推移と将来性・転職

電気主任技術者試験には第一種、第二種、第三種と試験区分があり、それぞれ電験1種、電験2種、電験3種という呼ばれ方をします。電気主任技術者試験は1種になるにつれてその難易度が上がってきます。では、これまでの試験でいったいどのくらいの合格者がいるのかを1種から3種で見ていきましょう。

第一種電気主任技術者の合格者数の推移

 

 

やはり電気系資格の最難関試験に位置づけられているだけあり、その合格者巣も少ないです。中には1人しか合格者を出さない年度があるほどです。とはいえ、1995年から2000年度にかけて電験1種の合格者数は増加傾向にあるようです。

毎年、電気主任技術者試験は行われますが、中でも電験1種は別格の難易度を誇っています。電気に関する基礎理論は当然抑えており、なおかつ応用理論や難解な数学の公式や高度な電気現象に対する知識と理解、機械に関する網羅的、かつ深い知識が要求される試験です。第一種電気主任技術者の合格者のほとんどは電力会社に勤めている方だそうです。

第一種電気主任技術者の合格者数は増加傾向にあるようですが、足元第一種電気主任技術者の需要は不足していることは経済産業省の資料から、ないようです。ただ、中長期的にみて、第一種電気主任技術者は不足していくとのことなので、平成が終わって次ぎの元号からの第一種電気主任技術者試験の合格者数は増加するのかもしれません。

第一種電気主任技術者の資格を募集している求人はこちら「第一種電気主任技術者の求人一覧

第二種電気主任技術者の合格者数の推移

 

 

続いて第二種電気主任技術者ですが、第二種電気主任技術者もやはり第一種に次ぐ難易度を誇る試験です。第二種電気主任技術者の合格者数の推移を見ると、1995年から2008年度に合格者数が増加していることがわかります。

第二種電気主任技術者は特別高圧太陽光発電のようなメガソーラーでの常駐選任義務があります。近年再生可能エネルギー設備の建設と普及は進んでいっています。第二種電気主任技術者はそれに対し供給面で不足している、もしくは今後より一層不足していくのではと危惧されています。こうした背景もあり、2019年以降の第二種電気主任技術者の合格者数も増加していく可能性があります。

第二種電気主任技術者の資格を活かした転職求人はこちら「第二種電気主任技術者の求人一覧

第三種電気主任技術者の合格者数の推移

  

 

第三種電気主任技術者は認定取得と試験での取得では、試験での免状交付数の方が多いようです。第三種電気主任技術者の合格者数は年々増加傾向にあり、2045年にかけて年率0.3%で増加していくとの見込みが同経済産業省の資料に報告されています。今後第三種電気主任技術者の保安監督の範囲が変わり、特別高圧太陽光発電での選任も可能になることの提言(参考)もなされているようなので、今後の需要は高まる可能性があります。

第三種電気主任技術者の資格を活かした転職求人はこちら「第三種電気主任技術者の求人一覧

まとめ

以上のように電気主任技術者試験の合格率を平成30年度試験の合格率を中心に紹介してきました。電気主任技術者の市場での需要は今後も増えていくことが見込まれますし、不足しているとの意見も現場ではあるようです。とはいえ、電気主任技術者の免状を交付されてもその資格を活かす職場がないと悲しいです。そうした時にどのようなアクションを起こすかは人それぞれですが、建職バンクは転職エージェントですので、電気主任技術者資格を活かした転職なら得意としています。ぜひそうした際にはご利用くださいませ。電気主任技術者の求人はこちら「電気主任技術者の求人一覧

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