この記事は2020年10月23日に更新されました。

電気系の資格の中でも取得すると年収が上がったり、キャリアの選択肢が増えたりすることのある資格。それが電験の資格。

この記事では、電験3種の合格率を調査し、最短合格するために必要なことを紹介します。


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    電験3種(電験三種)の難易度

    電験はご存知の通り、1~3種と存在しています。それぞれが難関な資格とされることがある資格です。

    普通の資格、例えば「簿記」の資格ですと簿記三級は取得が容易な資格試験で、勉強時間は1週間程度で合格できちゃう人がばらばらといます。

    ですが、この電験試験、難しいのです!なにがと聞かれると、3種の試験でも十分に難しい試験なのです。もちろん、電験3種はそんな難しくないよ!という逸材もいることは事実でしょう。

    とはいっても、やはり難しいのがこの試験、

    じゃあどれほど難しいのかということを運営母体「一般財団法人電気技術者センター」の公開データによる電験3種の合格率を元に紹介します。

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      電験3種(電験三種)の合格率

      合格発表!令和2年度の電験3種の試験結果!

      まず、令和2年度の電験3種試験がつい先日(令和2年度10/23)に合格発表されました。

      晴れて電験3種の合格を手にした人、惜しくも不合格となってしまった人、科目合格して電験浪人を決めた人など、さまざまな受験者の面持ちがあるでしょう。

      令和2年度の試験データは以下のようになります。

      受験申込者数 受験者数 合格者数 科目合格者数
      55408 39010 3,836 11686
      受験率 科目合格率 合格率
      70.4% 30.0% 9.80%

      令和2年度試験では、3836人の方が、電験3種に合格しました。あとは免状交付を待つだけでしょう。電気主任技術者は不足している、不足していくといわれているのに対して、この合格率の低さと合格者数の低さには驚きです。

      科目別の合格率は以下のようになっています!令和2年度の電気主任技術者試験の総まとめは「電気主任技術者の合格率・難易度は高い?低い?平成30年度合格率総まとめ」をご参考ください

      受験申込者数、受験者数、合格者数、科目合格者数の推移(過去10年分)

      電験3種:受験申込者、受験者、合格者、科目合格者の推移(過去10年分)

      受験者数は年々減少傾向になる一方で、合格者数は年々微増傾向にあります。

      つまり年々、合格率は上昇傾向にあります。

      年々、受かりやすくなっているといえるでしょう。

      電験3種の合格率と来年度試験難易度予測

      電験3種の過去10年分の合格率の推移になります。

      電験3種の試験の過去10年の合格率は平均して8.02%となりました。どの年をとっても10%を切る難関な資格試験になります。

      推測の域を出ませんが、合格率は年々増加傾向にあります。近々合格率は10%を超えてくると予想されます。

      次に科目合格率について見ていきましょう。

      電験3種過去問10年分の科目合格者率

      電験3種の科目合格率は過去10年分で平均して28.71%となりました。令和元年度が非常に高くなっています。こちらも同様に推測の域を出ませんが、難易度に変化はないと予想します。

      とはいっても試験の難易度予測はiphoneの天気予想なみに外れるので、参考程度にはいいかもしれません。

       

      以上のように電験3種の難易度は10%を切るほどの難関資格ですが、電験1種の1次試験のように試験がすごく難しいというわけではありません。

      電験3種の合格のために何年かをかけて合格を目指すこともあります。しばしば電験3種の合格に必要な勉強時間は1000時間とされることがあります。そんなに時間をかけていられないよーという受験者もいるでしょう。

      なので、電験3種を最短(1年で)一発合格することは重要なことでしょう。

      最短合格者は高難易度を突破していかにして電験3種を合格したのでしょうか。


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        電験3種を最短で合格する方法、効果的勉強方法

        文系でも電験3種を一発合格した秘訣

        電験3種を最短で合格するには、どうしたらいいのかということを慶応大学在学中に電験3種を合格したDさんにその秘訣を伺いました。

        そんなDさんについて少し話をすると、彼は理系ではなく、ましてや電気工学を専門的に学んでいるわけではありません。普通の文系の法律を学ぶ大学生なのです。

        そんな文系大学生の彼は屈指の資格オタクで、資格を取得すること、合格することに喜びを感じる人でした。

        そんな彼が伝える電験3種を一発合格の秘訣を聴きました。

        電験3種を一発合格するための秘訣

        • ★数学の計算問題を絶対に落とさない!
          • 電験3種は「理論」「電力」「機械」「法規」の4科目が出題されていますが、特に「理論」では数学による計算問題が「機械」では数学による計算問題が5割出題されます。この大きな配点を絶対に落とさないように、プライドは捨てて中学数学から勉強をし直したそうです。総勉強時間500時間のうち、300時間は基礎的な数学の計算と、電気の基礎を学習したそうです。この計算問題を落とさないことが確固たる得点基盤の構築につながります。
        • ★暗記できる問題は電車やトイレで暗記する
          • 例えば、キルヒホッフの法則は理論的なことを抑えるとともに、暗記で公式が思い浮かぶように勉強をしたそうです。また、法規の出題科目である法令の丸暗記に時間を割いたそうです。過去問をみて丸暗記できるところは「丸暗記できる」というチェックを入れて隙間時間で勉強をしたそうです。
        • ★やっぱり過去問を解きまくる
          • 過去問を解くことはどこのだれを聴いてもその重要性を強調します。なぜなら前年と同じ問題はさすがに出題されませんが、過去問を説くことで、出題傾向を肌感覚でつかめます。試験攻略においてこの傾向を掴むことで得点のチャンスは倍増するそうです。出題傾向を掴むことで、本番の試験で、問題を見たときに「あーこういう問題ね!」と思える状態に自分を持っていくことが重要だそうです。これを彼はゾーン状態と呼んでいました。この状態に持っていくにはやはり過去問を通し、疑似体験を重ねることが重要だそうです。

        以上、簡単にですが、電験3種を一発合格した文系大学生の事例を紹介しました。これはあくまで一例で、大学生だから勉強時間を確保できたということもあるでしょう。ですが、合格は事実のことです。おそらく免状はもらえませんが。。参考になれば幸いです。

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          電験3種の資格の求人情報をまとめてみた!

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          会社名 非公開
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          電気設備設計エンジニア
          就業時間 8:30~17:30(休憩60分)
          残業 あり
          資格 第3種電気主任技術者
          休日 年間128日、週休2日制(土、日、祝日)
          賞与 年2回(6月/12月):昨年実績4ヶ月
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          資格 第3種電気主任技術者
          休日 週休2日制、有給休暇15日~22日、休日日数116日
          賞与 賞与:年2回(6月、12月/過去実績6ヶ月)
          社会保険 完備
          諸手当 通勤手当、家族手当、住居手当、寮社宅、退職金制度
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            まとめ

            以上電験3種(電験三種)の合格者数、合格率、一発合格方法についてを紹介してきましたが、電験3種はなんといっても難関試験。そんな難関試験を突破した先にどういった果実が待っているのか。そんな果実を妄想しながら勉強をすることもまた試験対策の一つです。

            その果実を目標に勉強のモチベーションを高めることで、継続的に学習できるでしょう。

            最後に令和2年度の試験を受験した方、お疲れ様でした。(建職バンク編集部より)

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