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ボイラー・タービン主任技術者とは?

ボイラー・タービン主任技術者はどんな資格なのか

ボイラー・タービン主任技術者という資格をご存知でしょうか?ボイラー技士は知名度が高い資格ですが、このボイラー・タービン主任技術者もその名の通りボイラーとタービンの運転・保安監督をするための国家資格なのです。ちなみに、しばしばBT主任技術者とも称されることがあります。

もっと具体的にいうと、ボイラー・タービン主任技術者は電気事業法に基づく国家資格で、「発電用ボイラー」、「蒸気タービン」、「ガスタービン」及び「燃料電池発電所」等の工事、運用、保安監督を行うことができる資格なのです。安全と電力の確保を職務目的とする国家資格なのです。☞経済産業省定義

ボイラー・タービン主任技術者、1種と2種の違い

ボイラー・タービン主任技術者の資格区分には1種と2種があります。正式にはボイラー・タービン主任技術者は「第1種ボイラー・タービン主任技術者」、「第2種ボイラー・タービン主任技術者」と称されます。

簡単に第1種ボイラー・タービン主任技術者と第2種ボイラー・タービン主任技術者の違いを説明すると、扱える電気設備のkPa(キロパスカル)が異なるということです。

区分内容
第1種ボイラー・タービン主任技術者全ての設備
第2種ボイラー・タービン主任技術者圧力5880kPa未満の汽力設備、原子力設備、
ガスタービン設備及び圧力98kPa未満の燃料電池設備

実はこのボイラー・タービン主任技術者が活躍する場所は「火力発電」や「バイオマス発電」で選任されるのです。今回の記事ではそんなボイラー・タービン主任技術者の資格についてを紹介します。これらの発電所では電気事業法43条第1項によりボイラー・タービン主任技術者の選任が義務付けられているので、ボイラー・タービン主任技術者の資格を取得することで安定的な職務を得ることができるといえます。

ボイラー・タービン主任技術者資格の申請資格について

ボイラー・タービン主任技術者を取得するには経済産業省に資格取得の申請をしなければなりません。申請に通って初めてボイラー・タービン主任技術者を取得できるのです。ただ、この申請資格はボイラー・タービン主任技術者の1種と2種で少し違うところがありますので、ボイラー・タービン主任技術者の申請資格と1種と2種の違いを以下の表にまとめました。

ボイラー・タービン主任技術者は申請資格として「学歴に応じた実務経験年数」が必要になるのです。ボイラー・タービン主任技術者は1種と2種がありますが、1種については(1)~(3)をすべて満たしている必要があります。2種については(4)(5)の全てを満たしている必要があります。これらの申請資格は経済産業省のものを参考に作成したものになります。

学歴
必要な実務経験年数
1種2種
(1)(2)(3)(4)(5)
1)大学(機械工学)卒66333
2)大学卒106353
3)短大・高専(機械工学)卒88444
4)短大・高専卒128464
5)高校(機械工学)卒1010555
6)高校卒1410575
8)一級海技師(機関)、特級ボイラー技士、エネルギー管理士(熱)又は、
技術士(機械部門に限る)の2次試験に合格した者
66333

ここで出てくる(1)~(5)というのは、以下のようなものになります。

区分内容
(1)卒業後((8)においては資格等習得後)にボイラー又は蒸気タービンの工事、維持又は、運用に係わった年数
(2)1)のうち、発電用の設備(電気工作物に限る。)に係わった年数
(3)2)のうち、圧力5,880キロパスカル以上の発電用の設備に係わった年数
(4)卒業後((8)においては資格等習得後)にボイラー、蒸気タービン、ガスタービン又は、燃料電池設備(最高使用圧力が98キロパスカル以上のもの)の工事、維持又は、運用に係わった年数
(5)(4)のうち、発電用の設備(電気工作物に限る。)に係わった年数

ボイラー・タービン主任技術者の資格を取得するにはこのような申請資格を満たし、火力発電所やバイオマス発電所に選任され、忠実な電気工作物の維持管理の職務を全うするのです。

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ボイラー・タービン主任技術者の難易度、合格率

ボイラー・タービン主任技術者は一応国家資格ですので、申請資格を満たせば全ての人が合格できるのかどうかは気になる点だと思われます。次にボイラー・タービン主任技術者の難易度、合格率についてを紹介します。

ボイラー・タービン主任技術者の難易度

ボイラー・タービン主任技術者は電気主任技術者(電験)のような国家試験があるわけでなく、申請資格を満たし申請が通ると免状を取得できる資格ですので、難易度はこの申請が通るかどうかということになります。

基本的にボイラー・タービン主任技術者の難易度は申請すればほぼほぼ通るため免状交付の難易度は低いと考えられます

ただ、難易度が高いのはボイラー・タービン主任技術者の申請資格を満たしていることです。☝でみたようにボイラー・タービン主任技術者の申請に必要な実務経験年数は非常に長いです。最短のものでも機械工学を大学で修め圧力5,880キロパスカル以上の発電用の設備に3年間関わる必要があります。このこと自体難易度は高いです。

そうした事情もあり、ボイラー・タービン主任技術者の免状交付者の年齢は比較的高齢になることがあります。特に第1種ボイラー・タービン主任技術者だとなおさらです。ですので、火力発電やバイオマス発電で選任義務のあるボイラー・タービン主任技術者はベテランの技術者にとっては申請が通りやすいという点で難易度が低くなっているのでしょう。

なお、第1種ボイラー・タービン主任技術者と第2種ボイラー・タービン主任技術者では申請資格を鑑みて第1種の方が難易度が当然高くなります。

ボイラー・タービン主任技術者の合格率

ボイラー・タービン主任技術者の合格率はどのくらいなのか?」ということが気になる人が申請者の中にはいらっしゃるようです。ですが、ボイラー・タービン主任技術者は国家試験ではないので、合格率は存在しません。

ですが、申請者が免状交付を受ける確率を合格率とするならば、ボイラータービン主任技術者の合格率はほぼ100%に近いといえるでしょう。申請資格を満たしていなければ申請すらできないからです。

ボイラー・タービン主任技術者の求人や年収

資格はあっても職務ができない。」という事情はこの業界でしばしば起こることです。例えば電気主任技術者の資格をとっても職がないというような事態はしばしばあります。得てしてそのようなときは自分の資格が活かせる求人がないことがあるからです。

では、ボイラー・タービン主任技術者の求人はあるのでしょうか?そしてどんな職務でどのくらいの年収を提示しているのでしょうか?

ボイラー・タービン主任技術者の求人

まず、ボイラー・タービン主任技術者の求人を扱っている求人媒体はそんなに多くありません。そんな中電気系や設備管理系の資格の求人に特化している「建職バンク」にはボイラー・タービン主任技術者の求人が11件あります。この件数は公開済みのもので、非公開求人を合わせるともう少し求人情報数はおおくなります。

ボイラー・タービン主任技術者の求人一覧はこちらで確認できます。

建職バンク内のボイラー・タービン主任技術者の求人を見ると、ラント機械設備の維持点検の職務、バイオマス発電所のエンジニアリングの職務、地域冷暖房の運転・管理の職務、ボイラー・タービンの保守の職務で求人を応募しています。これらのような設備でボイラー・タービン主任技術者として選任され活躍するのです。気になった方は是非登録してみてください。

ボイラー・タービン主任技術者の年収

次にボイラー・タービン主任技術者の年収についてを求人情報を元に紹介します。ボイラー・タービン主任技術者、特に第1種ボイラー・タービン主任技術者の年収は350万円から1200万円の年収提示があるようです。

相当広い年収幅ですが、これはボイラー・タービン主任技術者として選任され行う職務により年収が異なるからです。

「機械設備の維持点検の職務」だと年収は350万円~650万円、「バイオマス発電所のエンジニアリングの職務」だと年収490万円~650万円、「地域冷暖房の運転・管理の職務」だと年収350万円~750万円、「火力発電の保守の職務」だと年収700万円~1200万円の年収提示がされています。

年収の上限値をみると、非常に高年収が見込める資格なのがボイラー・タービン主任技術者です。

ボイラー・タービン主任技術者:まとめ

以上のようにボイラー・タービン主任技術者の資格や職務、難易度、合格率、年収などについてを紹介してきましたが、この資格で確実に言えることは「職に困りにくい」ということです。

なぜなら火力発電に関しては先行きがどうなるかは不透明なとこがありますが、再生可能エネルギーの一つであるバイオマス発電では選任義務がある関係上ボイラー・タービン主任技術者の活躍の場所となりえます。ただ、火力発電などだけでなく地域冷暖房や機械設備というフィールドでも活躍の道があるのです。

ボイラー・タービン主任技術者の申請資格は非常に難易度が高いもののように思えますが、いざ目指してみて免状交付を受けると途端に対応可能な職務の幅が一気に広がります。

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