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電気系の資格で最も難しい試験とされる「電験1種」ですが、膨大な勉強時間を費やしたその先にあるメリットはどのようなものがあるのでしょうか?

その中のうちよくメリットとしてあげられるのは「年収」、「名誉」、「プロフェッショナル性」などがあるでしょう。

その中でも今回の記事では、生活に直結するであろう「年収」についてを解説します。電験1種を取得するといったいどのくらいの年収を稼げるのかというのは気になる方には参考になるはずです。

まずは、電験1種=第1種電気主任技術者の年収にかかわる「需要」についてみていきましょう。

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電験1種の需要

まず、電験1種を必須としている求人情報はそれほど多くありません。電験1種は他の電験資格(2,3種)と異なり、対応可能設備に制限がなく、すべての電気工作物を扱えます。電験2種で対応可能な設備で「17万V未満5万V以上」となっています。

そもそも日本の電気設備の9割は電験3種で対応可能な「5万V未満かつ5,000kW未満」の電気設備がほとんどです。太陽光発電などの大規模施設では電験2種で対応可能な場合がほとんどとなっています。

このような電験資格の違いがある中で、電験1種の需要はどうなのでしょうか?電験1種=第1種電気主任技術者の人材需給についてみていきましょう。

電験1種=第1種電気主任技術者の人材需給

第1種電気主任技術者の免状交付が最も多かったのは1965年~1975年代でしたが、その時の免状交付者の年齢層が45歳~60歳がほとんどでした。

それゆえ、電験1種の有資格者数が75歳で引退していき、日本社会の人口減少と相まって、向こう数年で第1種電気主任技術者の絶対数は減少していくでしょう。

経済産業省の調査では、2045年にかけて年率1.0%で第1種電気主任技術者は減少していくと発表しています。

足元では、第1種電気主任技術者の供給は不足はしないが将来的には減少していくようです。

電験1種の採用環境、需要

ただ、「電気保安法人材の将来的な確保に向けた検討について」(経済産業省商務流通保安グループ電力安全課)によると、電験1種の需要は不足しない見込みと業界ヒアリングベースで調査報告されています。

ですので、電験1種=第1種電気主任技術者の人材は減少していく見込みにあるが、需給は不足しない見込みがあるようです。

電気主任技術者受給サマリ

出典:電験2種の需給バランス:経済産業省、電気保安法人の将来的な確保に向けた検討について

電験1種よりかは、電験2種=第2種電気主任技術者のほうが需給ギャップがあり業界の中でも特に太陽光発電やバイオマス発電、風力発電を運営する会社などでは電験2種をもとめるような求人情報は増加しています。

電験1種での勤務は電験2種で対応可能な範囲で働くことが多いので転職、就職市場にあまりいない電験1種=第1種電気主任技術者を採用するよりかは電験2種を採用したいのでしょう。

つまりは、電験1種でないと仕事ができないということが世の中にあまりないということでしょう。あるとすれば17万ボルト以上の電気設備は超大規模な火力、原子力、水力発電所や超高圧変電所などになります。そのような関係もあり、電験1種の受験者の6割近くは電力会社勤務の方になっています。

電験1種の需給状況についてみたところで、次に電験1種の年収について見ていきましょう。

電験1種の年収

以下のグラフは、電験1種=第1種電気主任技術者の資格保有者を対象にした求人情報からどのくらいの年収オファーがあるのかを調査したものになります。

年収については、年収の下限値と上限値を表現したものになります。

電験1種の年収の上限値と下限値

電験1種の年収の上限値と下限値のグラフ

電験1種の下限値の年収については、転職した初めのころというのはどうしても年収が低く見積もられがちということがあります。会社で活躍してから年収はつみあがっていくようです。

また、年収については、応募者の年齢や経歴によりあがることもあります。特に若い世代(30~40代)だと、年収の下限値にあるような年収提示がされるようなことがあります。

年齢が高い場合(60~70代)ですと、経験を積んだ即戦力が求められることもあり高年収でのスタートとなることがあります。ちなみに、これは電気主任技術者に関して共通して言えることですが、高年齢であっても輝いて働けることは電気主任技術者の魅力の一つです。

電気主任技術者には、電気保安協会で働くという働き方もありますので働き口には困らない可能性があります。電気保安法人での働き方については☞電気保安法人での働き方や年収について

少し脱線しましたが、電験1種の平均年収についてみていきましょう。

電験1種の平均年収

電験1種の年収の下限値は平均して457万円、年収の上限値は平均して680万円となりました。年収の下限値と上限値を合わせた電験1種の平均年収は568万円となりました。

また、電験1種の求人情報には年収1000万円の非公開求人もあります。そのような高額年収提示の求人情報はあまり世に表れてこないので、紹介会社の転職エージェントなどを利用してより良い情報を獲得することも情報収集では有用でしょう。

あくまで求人情報から読み解く電験1種の年収提示の平均値ですので、実際に働いて活躍すると年収提示金額以上の給料を獲得できる可能性があります。

また、電験1種に限らないことですが、電気主任技術者には独立して個人事業主として活躍するという選択肢もあります。電気主任技術者の独立に関しては☞電気主任技術者として独立か就職か

特に第1種電気主任技術者ですと、電気に関する知識や経験のレベルが高いので電気監理技術者としても仕事をしていけるでしょう。

次からは電験1種を活かしてどのようにして年収を上げていくかについてみていきます。

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電験1種=第1種電気主任技術者で年収を上げるには?

電験1種=電気主任技術者として年収をあげるには

電験1種=電気主任技術者として年収をあげるには

当然のことですが、就職、転職したときはだれしもがゼロからのスタートです。そこからいかにして活躍できるような人材になれるかということは重要なことです。

では、どのようなことをすれば第1種電気主任技術者として年収を上げられるでしょうか?求められることについてを見ていきましょう。

電験1種=第1種電気主任技術者に求められるもの

企業側から求められるようなもの(経験やスキル)はどのようなものがあるのでしょうか?

求められる経験としては会社の事業内容などにより異なることはあるのですが、ゼネコン・サブコンでの実務経験はあるとよいとされているようです。

施工管理経験を必須で求めるというわけではないのですが、やはり、ゼネコン・サブコンでおおくの人を巻き込みマネジメントをしている人材に対しては企業側はいい評価を与えることがあるようです。

具体的な業務経験としては、データセンターの事例ですと、設備設計・施工管理・施設運営・管理業務・電気工事・設備工事・サーバールーム設計などが挙げられます。また、データセンターコンサルタントや、英会話能力なども求められることがあります。

必須というわけではないのですが、あるとなおよし!という程度です。

以上のような経験やスキルがあると優遇されることがあるようです。

最後にそんな電験1種の求人情報の探し方についてを解説します。

電験1種=第1種電気主任技術者の求人情報の探し方

電験1種求人の探し方!電験1種で高年収の求人情報をしるには

電験1種求人の探し方!電験1種で高年収の求人情報をしるには

その①求人サイトを使用

資格を活かして働きたいというときに求人情報を探すことになるのが一般的でしょう。昔は求人情報は会社までいったりして直接応募することなどがありましたが、現在ではインターネットで求人情報を探せるようになりました。

電験1種を活かして就職、転職活動をしようとしたときにはおそらく「電験1種 年収」などと調べることでしょう。すると、求人サイトで自分の興味のある求人情報から応募します。

その②紹介エージェントを使用する

紹介会社を使用すると、自分の興味ある要素(年収や業務内容など)をキャリアアドバイザーに相談することでそれに見合った求人情報を紹介してくれることがあります。

紹介エージェントを使うことで、企業との面談設定などをしてくれるので時間をかけずに転職活動ができる可能性があります。キャリア形成の仕方などについてもアドバイスをしてくれることがあります。

電験1種という難易度を活かしたくてもなかなか求人がなくて探しきれないという場合などは紹介エージェントを使用すると、ぴったりな求人情報を紹介してくれる可能性があります。

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