建物の設計、工事監理を行う建築のプロフェッショナルである「建築士」。建築士は「一級」「二級」「木造」に分かれており、建物の規模や用途、構造によって扱うことのできる範囲が異なっています。今回の記事では、「二級建築士」について取り上げ、国家資格取得のために役立つ参考書をまとめました。

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二級建築士について

二級建築士は都道府県知事の免許で、比較的小規模な建築物についてのみ、設計・工事監理を行うことができます。以下が、具体的に取り扱うことのできる範囲です。

  • 延べ面積が30㎡を超える建築物(ただし、鉄筋コンクリート造・鉄骨造・レンガ造・コンクリートブロック造・無筋コンクリート造・石造)
  • 延べ面積が100㎡を超える、または3階以上の建築物(その他の構造かつ木造以外)
  • 延べ面積が300㎡を超える、または3階以上の建築物(木造)

また二級建築士試験の内容は以下のようになっています。

試験区分出題形式出題科目出題数試験時間
学科の試験五肢択一式建築計画各25問計3時間
建築法規
建築構造計3時間
建築施工
設計製図の試験あらかじめ公表する課題の建築物についての設計図書の作成設計製図1課題5時間

試験は例年、7月第一日曜日に行われ、合格までには1年間ほど勉強する必要があります。試験合格の鍵となるのは、10年分の過去問を攻略することです。

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まとめ

以上のように、「二級建築士」試験対策のおすすめの参考書をご紹介しました。特に過去問や問題集では、「総合資格書院」のものを掲載しましたが、「日建学院」のものもおすすめです。どの書籍を使うかは個人の好みですので、自分にあったものを見つけるためにいろいろ手に取ってみることをおすすめします。