この記事を読むと…

  1. なんとなく名前で分かる仮設電気工事が本質的になにかわかるようになります。
  2. 建設現場の工程の中で仮設電気工事をする理由がざっくりとわかります
  3. 仮設電気工事の申請方法と費用について知れます!
  4. 仮設電気工事に関する求人情報が知れます!

仮設電気工事とは?

仮設電気工事とは電気工事業の一種に含まれる電気工事です。
電気工事業とは、電気工事法により、「一般用電気工作物又は自家用電気工作物を設置し、又は変更する工事をいう」と定義されています。一般的に電気工事業をするためには電気工事士の資格が必要になります。

その中で仮設電気工事とは、
工事着工前の現場には当然電位はありませんから、工事現場の外から電気を引き込まなければなりません。
つまり建設工事現場へ工事用に一時的に電力を引き込むための工事です。
まさに「仮設」の意味どおりであり、一時的なものであるために電気工事が終了したら仮設電気は撤去されます。

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申請必要書類

仮設電気工事には電力を使用します。そして電力を使用するには電力会社へ申請しなければなりません。申請に必要な書類としては、

  • 低圧電気使用申込書
  • 施工証明書兼お客様電気設備図面
  • 施工図面

の三点が必要になります。

申込書の記入例については↓に記載があります。
http://www.tepco.co.jp/workshop/pdf/moushikomi_ex.pdf

この三点のうちどれか欠けても申請はできる!わけではなく、すべて揃えて申請します。

申請方法

電力供給会社によって異なりますが、東京電力では<サポートセンター>、<インターネット申し込み登録>の2種類の申請方法があります。
申請後、電力会社で必要書類と申請内容を吟味し、協議の末に電力が供給されるようです。

仮設電気の費用、容量についてみていきましょう。

仮設電気の費用

仮設電気に必要工具は電力を多く消費するために電気代が高くなりがちです。加えて電気工事費がかかります。
東京電力の臨時電灯料金によると以下のようになります。

契約種別

単位

料金(税込)

A

50VAまで

1契約1日につき

6円39銭

50VAをこえ100VAまで

12円79銭

100VAをこえ500VAまでの場合100VAまでごとに

12円79銭

500VAをこえ1kVAまで

127円95銭

1kVAをこえ3kVAまでの場合1kVAまでごとに

127円95銭

B

基本料金

10A

300円30銭

電力量料金単価

1kWh

26円36銭

C

基本料金

1kVA

300円30銭

電力量料金単価

1kWh

26円36銭

一般的な電気料金は従量制によって決定されますが、臨時電灯料金は特別な金額設定になっている模様です。

工事費も加えた総合的な費用は1つの新設仮設電気工事では、
電力会社によるケースバイケースな部分が多いのですが、臨電一式で86940円!ということもあるようです。

不本意な費用で膨大な金額が必要になる可能性もありますので十分に見積もりについて確認する必要があります。

仮設電気工事の容量と注意点

仮設電気を申し込む際には容量を聞かれますので〇KWが必要かを計算しておかなければなりません。申請する容量によっては高圧コンプレッサーの使用ができないなど、本来使用したい工具が使用できないといったことも生じえます。

ですので容量についてはちゃんと調べないといけません。

通常、電力会社との電気供給の契約は1年以上が必須になるのですが、
1年に満たない工事現場による仮設電源では、1年以上の契約はできないのです。

状況に応じて、
割高にはなるが短い期間での供給に対応するために契約メニューが存在しています
ちなみにですが
臨時電力契約を電力会社と結ぶ場合、料金体系が一般の契約よりも2割ほど割高となってします。

低圧や高圧など広い電圧供給が対応可能で、必要に応じた規模で受給契約を結ぶことになる。
このため、必要に応じて清算も変わってしまします。

仮設電気工事における分電盤について

分電盤とは

分電盤の仕組みや構造については☞「分電盤とは?仕組みと構造に迫る

こいつ↓です。とはいってもわかりにくいですよね( ̄∇ ̄;)
なので分電盤を家庭用で使用されているものと電気工事で使用されている分電盤とわけて説明します。


一般家庭での分電気

それぞれの部屋へ電気をわけているのが分電盤です。
ご家庭に送られてきた電気は、1階と2階、あるいは各部屋へといくつもの通路(回路)にわけられます。このように分電盤は電気の分配のほか、使い過ぎや漏電で事故にならないよう、ご家庭で使う電気をチェックする大切な役目をしています。

電気工事での分電盤

分電盤とは、漏電時に自動的に電気を遮断して火災や事故を防止する漏電遮断器や、電気の使い過ぎやショート時の過電流を防ぐ配線用遮断器などを装置した配電盤。電気を使用する場所に設置されるため住宅や事業所など多くの場所で使われます。材質は主にプラスチックです。形状には露出タイプ、半埋め込みタイプ、兼用タイプのものがあり、ケースに扉がついているものとついていないものがあるので、設置場所に合わせて選択することができます。機能面においても、感震機能のついているタイプやオール電化対応タイプなど種類は様々です。

仮設電気工事における分電盤の役割

電源は、近くに電気がきている場合は、電柱から受電し、仮設の分電盤を設けます。
電気がきていない場合は、発電機を設置し、発電に必要な燃料を準備します。

仮設電気工事の求人情報

今回はぜひとも仮設電気工事をやってみたいという方や興味のある方にむけて、仮設電気工事の求人情報ってそういうものかを建職バンクの求人情報を元に調べてみました。
〇業務内容

公共工事の一次下請
仮設電気工事の現地調査及び施工
メインはプラントの仮設電気工事の現場代理人
各種プラント工事の事務所電源や工事用電源を打合せや仕様書などから設計・施工し、工事終了までレンタルとなります。全国の浄水場、ポンプ場や排水機場、下水処理施設、ごみ焼却場(クリーンセンター)などの環境プラント、またバイオマス発電所などの建設用の 仮設電源に数多く導入させて頂いております。高圧受電の場合は、各電力会社との打合せなども現地で行い、スムーズな受電と安全で使いやすく、本工事の工程に適した仮設電源設備を目指しております。

〇求職者に求めるもの

◆資格:電工二種
 簡単なCAD操作
◆年齢:30代~40代
◆休日等
 年間休日数129日(前年度)
 週休二日、土日祝日休み
 勤務時間8:30~17:00(休憩90分)
 公共工事の一次下請け会社→その日の仕事早く終われば早く帰れることも
 残業20時間/月
 現場直行直帰
 現場調査の場合には各現場(北海道~九州)に出張(月1~2回程度)あり。
◆勤務地
 関東圏がメイン

まとめ

以上、仮設電気工事についての記事でした。

仮設電気工事は、工事現場に一時的に電気を通すための仮の電気設備!
仮設電気工事は電力会社に申し込みをする必要がある!
料金や容量についてはご注意!
仮設電気工事の求人情報案件もある!

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