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第二種電気工事士の筆記試験・技能試験の試験科目について

筆記試験の試験科目と配点・問題構成

筆記試験では、4択のマークシート方式で回答します。試験時間は120分で行われ、全50問×一問2点=100点満点となります。大学受験された方ならご存知かもしれませんが、センター試験のように数学、国語など科目ごとに回答するわけではないので、集中力を維持することが大事な試験です。第二種電気工事士の筆記試験の試験科目の出題科目の構成は以下のようになっています。

試験科目と配点

第二種電気工事士筆記試験問題比率

第二種電気工事士筆記試験問題比率

この円グラフを見ると明らかですが、第二種電気工事士の筆記試験の問題構成は、試験科目のうち約40%が配線図問題という構成になっています。配点的に暗記で解ける問題が多い配線図問対策に勉強時間を割いたほうがいいかもしれません。一問当たりの配点が2点であるので、問題数が多い配線図問題は点の稼ぎどころかもしれません。

第二種電気工事士筆記試験の合格基準とは?

第二種電気工事士試験の合格点はおおよそ60点で推移しています。ですので、満点を取ることはとてつもなくすごいことですが、無理せず6割を目指すことが合格のコツです。なお、上期試験も下期試験も同様で、合格基準が60点の6割の得点が必要になります。

技能試験の試験科目

受験科目

第二種電気工事士の技能試験の試験科目は以下のようになっています。第二種電気工事士の技能試験の問題は課題(候補問題13問)が事前に出題されます。その候補問題の中から出題される方式になています。

同時に、以前まで行われていた材料の公表については行われなくなりました。使用する工具については以前は単位作業試験で「指定工具」以外の電気工事に関わる工具の使用が認められていませんでしたが、平成15年試験から電動工具を除いたどんな工具であっても使用することができるようになりました。第二種電気工事士の技能試験で使用する工具はAmazonや中古販売、レンタルなど一式で入手することができます。

第二種電気工事士技能試験科目
電気の接続
配線工事
電気機器及び配線器具の設置
コードおよびキャプタイヤケーブルの取付
接地工事
電流、電圧、電力および電気抵抗の測定
一般用電気工作物の検査
一般用電気工作物の故障個所の修理

合格基準

技能試験の合格基準として、、

電気的に致命的な欠陥、施工上の重大な欠陥及び軽微な欠陥

という基準が設けられています。いまいちこの合格基準だけではよくわからないですが、技能試験ではこの基準を元に、技能試験での欠陥の種類と個数によって合否が決まります。未完成の場合や工法違い、寸法違いなど各種工程などによって第二種電気工事士の技能試験の合格基準は細分化され、公表されています。

詳しくは→第一種、第二種電気工事士の技能試験に係る「欠陥の判断基準」の公開について

第二種電気工事士の合格率は高い?低い?合格率の推移等

第二種電気工事士の合格率を平成23年度から平成30年度上期、下期の筆記試験・技能試験の合格率を試験実施団体電気技術センターの公表データを基にグラフにしたものが以下になります。

第二種電気工事士・筆記試験(上期、下期)の合格率の推移

第二種電気工事士上期筆記試験の合格率の推移

第二種電気工事士上期筆記試験の合格率の推移

 

第二種電気工事士筆記試験の上期試験の合格率は平均して62.0%となりました。第二種電気工事士の筆記試験はおおよそ毎年6割近くの受験者が筆記試験に合格している模様です。また、H30(2018年)の受験者数、合格者数が急激に増加しているのは、第二種電気工事士および第一種電気工事士の試験制度が変更され、従来まで上期試験と下期試験の両方の受験が不可能だったのが、上期・下期受験が可能になったからと推測できます。

第二種電気工事士筆記試験下期合格率の推移

第二種電気工事士筆記試験下期合格率の推移

H30(2018年)に試験制度の変更があったとは言え、第二種電気工事士の下期筆記試験の受験者数は毎年のように増加しています。やはり人気の高い資格であることがわかります。第二種電気工事士の筆記試験の上期試験と下期試験の合格率を比較すると、上期の平均合格率が62.0%であったのに対し、53.6%と低くなっています。

なぜ下期試験の方が合格率が低くなるのかについては難易度に変化はないので、一概に分析することは難しいですが、受験者数/申込者で受験率を算出すると、第二種電気工事士の筆記試験上期で平均81.67%が受験する一方、下期で平均78.81%が受験をしていることがわかります。下期試験の方が合格率が低い理由は受験者のモチベーション維持や勉強時間の不足などの心理的等の要素があって低くなっているのではないでしょうか。余裕を持たせすぎるのもよくないのかもしれません。

第二種電気工事士・技能試験の(上期、下期)の合格率の推移

第二種電気工事士上期技能試験合格率の推移

第二種電気工事士上期技能試験合格率の推移

続いて第二種電気工事士の技能試験の合格率を上期と下期で見ていきます。第二種電気工事士の上期技能試験の合格率は平均して72.6%となっています。ほとんどの年度の上期技能試験でおおよそ7割近くの受験者が合格しているようです。また、上期技能試験受験者数は年々減少しているようで、単純なる受験離脱も考えられますが、その要因を特定するのは難しいです。ただ、第二種電気工事士の技能試験の受験率を見てみるとほぼ90%が技能試験を受験しているので、その要因は受験離脱ではなさそうです。

第二種電気工事士下期技能試験合格率

第二種電気工事士下期技能試験合格率

第二種電気工事士の下期技能試験の合格率を見てみると、合格率は平均して53.6%となっているようです。先ほどの上期技能試験の合格率が平均72.6%となっているのに対し、下期は合格率が筆記試験同様下がっているようです。やはり、下期試験より上期試験の方が試験までの勉強時間や季節的な問題等を考慮して選択するほうがよさそうに思えます。また、先の試験制度変更により、下期試験の受験者数は2018年に大幅に増加しています。チャンスが増えた一方、合格率に関してはH29の55.6%に比べて、51.8%となっており、下がっている模様です。

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合格率を踏まえて、第二種電気工事士の勉強時間を考える

第二種電気工事士の合格に向けた勉強時間はどれほどかかってくるのかということは非常に個人差がある問題ですので、一概にこの勉強時間があれば合格できるということはできません。

ただ、資格合格に向けた勉強時間を考える際に参考になる指標は、試験の問題の難易度、合格率、自分の割くことのできる時間等です。そこで、今回の記事では、合格率と試験内容の難易度から第二種電気工事士に必要そうな勉強時間を算出します。参考までに、他サイトで紹介されている第二種電気工事士の勉強時間は①電気知識がほぼない人でトータル160時間、②3か月前の勉強で210時間等と紹介されています。(参考)

上期と下期の受験はどっちがいい?受験者のほとんどは就業者で初受験

まず、第二種電気工事士の筆記試験・技能試験双方の試験を上期で受けるか、下期で受けるかを考える必要がありますが、これは、先ほどの合格率の推移を見るに、なんらかの事情などを排した場合、上期受験の方がよさそうです。上期の試験日程は「第二種電気工事士の試験日程・試験会場」の記事で紹介しています。

筆記試験が6月で、技能試験が7月に毎年開催されます。ですので、初めて第二種電気工事士を受験する場合はまず、6月の筆記試験に照準を合わせる必要があります。第二種電気工事士の受験者のほとんどは就業者で、ほぼ70%が何かしら電気設備の工事や保安管理等に関する仕事をしています。(平成29年度電気技術者試験受験者実態調査)

ですので、勉強時間の想定も何かしらの電気に関する知識や経験を保有している場合を想定します。また、第二種電気工事士の合格者のうち50%は初めての受験で合格を手にしていますので、初めての受験を想定し、独学での勉強と想定します。

第二種電気工事士の合格に必要な勉強時間とは?

ここからは、先ほどの想定と合致するような受験者像を具体的な実際の第二種電気工事士合格者と照らし合わせて勉強時間を紹介します。

現在、化学プラント工場での設備管理業務を行う工業高校卒後4年目の方は、新卒2年目に第二種電気工事士の試験にい合格しました。この方のやった対策はすでに電気に関する基礎理論や法規に関する知識はあったので、勉強に当たっての心理的なハードルは低かったようです。この方は第二種電気工事士の下期はどうしても仕事が立て込む時期に当たるので、勉強時間を確保できないだろうということでの上期受験でした。

行った勉強は過去問をひたすら5年分解き、筆記試験試験開始の2カ月前から一日1.5時間程度平日に勉強を重ねたそうです。すると、受験票が届く試験の2週間前に今まで解けなかったを確認し、2週間前の勉強時間は一日2時間程度だったそうです。トータルの勉強時間は59.5時間程度で第二種電気工事士筆記試験に合格したようです。

続く技能試験に関しては、上期の合格率がほぼ70%だったのを見て、甘くみていたようです。ですが、上期技能試験が開催される7月末の2週間前に候補問題を先輩等と共に対策しながら実習をしていたようです。その時の勉強時間はトータルで10時間程度だったようです。単位作業の基本等をしっかり押さえたうえで候補問題を解答していったことで対策は十全だったようです。

この方の第二種電気工事士の合格までの勉強時間はおおよそ69.5時間であったようです。要因はやはり基本的な知識があること、電気に関する仕事についているので技能試験対策も上司に教わることができたことなどが挙げられます。

まとめ

以上のように、長年人気のある国家資格である「第二種電気工事士」の合格率を上期と下期、筆記試験と技能試験に分けて紹介してきました。同時に合格までに要する勉強時間を合格率から仮定し、具体的な合格までの勉強時間例を紹介しました。合格率に関しては確かな数値ですが、勉強時間は可変なもので、努力次第でいくらでも変わりうるものです。

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