2023年3月の建設業界の動向の月次報告です。
以下に、雇用関連指標(常用・除くパート)および職種別過不足率に関する情報を示します。
各種雇用関連指標(常用・除くパート)・職種別過不足率の今月の数値
建築・土木・測量技術者の雇用関連指標(常用・除くパート)
新規求人数は減少、新規求職者数は増加しました。しかしわずかな変化であったため、有効求人倍率はほぼ横ばいの状態となりました。
入社率にも大きな変化はありませんでした。
建設関連の雇用関連指標
新規求人数・新規求職者数ともに減少し、前者は5.13%、後者は11.42%減となりました。特に新規求職者数は前月から引き続いて大幅に減少している状態が続いているようです。
職種別過不足率
前年同月から鉄筋工はマイナス2.1ポイント、電工はプラス0.2ポイントで型わく工(建築)は変化なしでした。鉄筋工の減少と電工の上昇が続いています。
各種雇用関連指標(常用・除くパート)・職種別過不足率の推移(過去1年間)
新規求人数
ほぼ横ばいの状態が続き、大きな変化は見られませんでした。
新規求職者数
3月は「建築・土木・測量技術者」「建設・採掘」ともに増加しています。
新年度を前に、転職を視野に入れる人が増えた模様です。
有効求人倍率
長い期間で見ると緩やかに上昇しているものの、わずかに下降状態が続いています。
入社率
4月から新年度が始まるということもあり、2月に引き続き上昇の状態をキープしています。
電工の過不足率
電工の不足率は昨年5、6月あたりに落ち着いたものの、8月に急激に上昇し、その後は上昇下降を繰り返しています。
建築関連の過不足率
2月まで鉄筋工の過不足率が大幅に下がり、人材不足が解消傾向にあるかと思われましたが、3月になり急激に上昇しています。
以上、2023年3月の雇用関連指標(常用・除くパート)および職種別過不足率に関する情報でした。