「大学を卒業したのに現場仕事に就くのはもったいないのではないか」という不安を抱えている方は少なくありません。

電気工事士を目指すにしてもそうでないにしても、どのようなキャリアを歩むのか、が重要になります。キャリアパス次第では、大卒で電気工事士になっても「もったいないことをした」と思うことはなくなります。むしろ、他の業界や職種よりも年収が高くなるなんてこともよくある話です。

この記事では、努力して手に入れた大卒の経歴を活かして働きたいという方のために、大卒で電気工事士になるメリットやキャリア形成、優遇の有無などについて徹底解説していきます!

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電気工事士の仕事概要

まずは、電気工事士の仕事内容を簡単に説明します。

電気工事士は、ビル、工場、住宅などの建設現場で、電気設備の設置や配線工事を行います。
具体的には、コンセントや照明器具の取り付け、配電盤の設置、電線の配線などの業務があります。

多くの方のイメージ通り、現場仕事がメインであり、学歴を問われるような職種ではありません。体力仕事な側面もありますが、社会インフラの基盤となる重要で、やりがいのある仕事です。

大卒で電気工事士を目指すメリットとは?

大卒電気工事士の市場価値の高さ

大卒で電気工事士を選択すると、周囲の人からもったいないと言われるかもしれません。
建設現場=肉体労働というイメージや、大卒なら企画職やITエンジニアなどのオフィスワークに就くのが一般的だという固定観念が根強いからです。

しかし、上記のような考え方は、偏った視点や短期的な視点で物事を捉えてしまった結果生まれたものだと言えるでしょう。

電気工事の現場は、単なる力仕事だけではなく、図面の理解や複雑な配線設計、安全管理などといった高度な知的能力も求められます。大規模プロジェクトとなれば、論理的な思考能力が不可欠です。

スタートラインこそ現場仕事ですが、大卒ならではの理解力や吸収力を活かせば、未経験でも早期の資格取得が可能であり、マネジメント職への昇進も十分可能です。
また、工学系の学部出身の場合は、電気理論や回路設計の知識がすでに備わっているため、実務においてもスムーズに理解できる可能性が高いと考えられます。

電気業界は、慢性的な人手不足に陥っていて、電気工事士を目指す大卒者はさらに少ないです。そのため、大卒電気工事士は、「希少性」による市場価値の高さを持っています。
資格取得で市場価値は飛躍的に上がり、大手企業への転職も有利に進めることができるでしょう。

給与面の待遇

電気工事士の平均年収は、400万~500万と言われています。しかし、これはあくまで平均であり、キャリア・経験・資格などによって大きく変わります。

大卒の電気工事士の平均年収は、約560万円と高水準です。高卒の電気工事士の平均年収が約480万であることをふまえると、大卒であるだけで十分有利といえるでしょう。

初任給で考える場合、大卒の電気工事士は平均24万円となっています。これは、大卒全体の初任給の平均とほぼ同じ水準です。そのため、大卒で電気工事士を目指すことが、もったいないとは考えにくいです。

先述した通り、経験年数や資格の種類などによって、給与は大きく変化する可能性があり、平均年収を大幅に超えた昇給も考えられます。大卒であれば、管理職ポジションを比較的早い段階で狙いにいけるため、むしろ積極的に目指してみても良いかもしれません。

大卒電気工事士としてのキャリア形成

大卒から電気工事士として、成功するためにはまず、3~5年程度現場で徹底的に実務を学ぶことが推奨されます。現場の苦労や、技術的な細部を知ることで、将来的に管理職側に回った際、職人の方からの信頼を得やすいでしょう。

そして、現場経験を積んだ後は、施工管理技士等の資格を取得し、施工管理職へとキャリアアップするのが理想的です。

大卒であるならより一層、早い段階でマネジメント側を目指しやすいため、現場でのスキルや経験、資格だけでなく、経営やマネジメントの視点も持っておくことが大切です。

上位資格についての解説と難易度

電気工事の資格は20種類以上と、かなり幅広く存在します。その中でも、大卒で電気工事士を目指す方に取得を推奨する上位資格をピックアップし、解説していきます。

・第一種電気工事士
この資格を取得すると、ほぼすべての電気工事を担当することができますが、免状の交付に3年以上の実務経験が必要です。

【合格率】
学科試験:55%前後
技能試験:65%前後
最終合格率:36%前後

資格の責任が重くなる分、資格取得の難易度は高めに設定されています。

・1級電気工事施工管理技士
電気工事施工管理技士は、国土交通省が管轄する電気工事の関連資格です。
この資格では、工事現場の統括・監理まで行うことができます。

【合格率】
第一次検定:35~56%
第二次検定:50~73%
最終合格率:18%~41%
※年によって合格率に幅があります

公共事業などの大規模プロジェクトにかかわることができるようになります。

試験実施年度に満19歳以上であれば、一次検定は誰でも受けることができますが、二次検定の受験資格には、通常、一次検定合格後の実務経験5年以上が必要となってきます。

受験資格に関しては令和6年度より改定されておりかなり細かく定義されているため、より詳しく知りたい方はこちらをご確認ください。
(https://www.fcip-shiken.jp/den1/)

・第一種電気主任技術者
電気設備の保安・管理などを行う、電気主任技術者の資格は三階級に分かれており、その中でもこの資格が最上位にあたります。
この資格を取得すれば、すべての電気工作物の保全管理に携わることができるようになります。

【合格率】
一次試験:19~33%
二次試験:2~12%
最終合格率:0.3~4%

扱う電力に制限がないため、大型の電力設備を有する大手電力会社や大規模商業施設など、活躍の幅を一気に広げることができる一方で、その試験の合格率はかなり低く、取得が非常に難しい資格です。

上記にあげた資格はどれも上級者向けの、取得難易度の高い資格ですが、これらを取得できれば、大手ゼネコンやサブコンなどから求められる人材になれるでしょう。

参考:https://www.agaroot.jp/column/electrical-licence/

高卒と大卒の違い

高卒から電気工事士になった人との大きな差は、やはり経験値であると考えられます。

高校を卒業してすぐに電気工事士として現場に出た場合、大卒の方との現場経験の差は、4年できることになります。この4年は大卒の方にとってかなり大きなものに見えるかもしれません。

しかし、大卒の場合、管理・監督・設計の専門的な職種につきやすい傾向があります。
長期的な視点で考えたとき、スタート時点で差があっても、数年しっかり経験を積み、高難易度資格を取得できれば、より速いスピードで昇進が可能であり、最終的には待遇や年収の面で大きく逆転してるということも少なくありません。

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ここでは、実際に大卒で転職に成功した求職者の例をいくつかご紹介します。
(※職人・作業員の人材紹介は法律で禁止されているため、紹介先は管理等の職種になります。)

Kさん

年齢 27歳
経験 業界未経験
資格 保有資格なし
経験社数 0社
年収の上がり幅 130万円→356万円(226万up)

Iさん

年齢 26歳
経験 業界未経験
資格 第二種電気工事士
経験社数 1社
年収の上がり幅 360万円→378万円(18万up)

Uさん

年齢 34歳
経験 工事作業経験
資格 保有資格なし
経験社数 3社
年収の上がり幅 300万円→379万円(79万up)

以上のように、業界未経験の方や無資格の場合でも電気業界への就職・転職は可能です!少しでも興味があったり、相談したい場合は是非建職バンクをご利用ください。

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勤務時間例:8:00~17:00
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その他多数

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まとめ

世間的には、大卒で電気工事士を目指すのはもったいないと考えられているのは事実です。周りの人たちが、IT系や商社などに就職する中、現場仕事に就くのに不安を感じる方も多いかもしれません。

しかし、実際は、大卒であれば平均初任給から大きく乖離することはほぼありません。また、昇進や昇給に関しても、年功序列の傾向が強い一般企業よりも、早い段階で目指すことができるといえます。

様々なキャリアアップの仕方がある中で、しっかり現場経験を積み、より難易度の高い資格を取得し、管理職のポジションに移行するというキャリアパスが、大卒の方にとっては最適だと考えられるかもしれません。

もったいないかもしれないと、踏みとどまっていた大卒の方は、これを機に電気工事士という職種も、選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

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