12月末に発表された2023年11月の建設業界の動向の月次報告です。
以下に、雇用関連指標(常用・除くパート)および職種別過不足率に関する情報を示します。
各種雇用関連指標(常用・除くパート)・職種別過不足率の今月の数値
建築・土木・測量技術者の雇用関連指標(常用・除くパート)
新規求人数、新規求職者数ともに減少しました。有効求人倍率は下がっているものの、増減はほとんどありません。
入社率は前年同月から0.73ポイント上昇しました。
建設関連の雇用関連指標
新規求人数、新規求職者数ともに減少しました。特に求人数は2,000件以上減少するなど大幅に変化しています。
建築・土木・測量技術者と同様、有効求人倍率に変化はほとんどありませんでした。
職種別過不足率
前年同月から型わく工(建築)はマイナス1.3ポイント、鉄筋工はプラス1.0ポイント、電工はプラス1.1ポイントでした。
各種雇用関連指標(常用・除くパート)・職種別過不足率の推移(過去1年間)
新規求人数
「建築・土木・測量技術者」は2万件、「建築・採掘」は4万件付近を推移しています。
後者がやや下降気味のようです。
新規求職者数
「建築・土木・測量技術者」「建設・採掘」両者ともに10月からは減少しました。
ただこれから年度が始まる4月が近づくため、上昇する可能性が高いです。
有効求人倍率
長い期間で見ると緩やかな変化はあるものの、大きな変動はありません。
入社率
「建築・土木・測量技術者」「建設・採掘」ともに、夏以降上昇傾向にあります。
新年度が始まる時期に近づくにつれて上昇すると思われます。
電工の過不足率
今月に入り急激に上昇し、1.5%を超えました。人材不足が進んでいることがわかります。
建築関連の過不足率
長い期間で見ると、両者ともに増減が激しいことがわかります。
以上、2023年11月の雇用関連指標(常用・除くパート)および職種別過不足率に関する情報でした。