施工管理の仕事は

「きつい」

「汚い」

「危険」

とよく言われます。

そのため、多くの人が

「施工管理はやめとけ」

と口にする傾向があります。

しかし、施工管理の仕事は4大管理を行う重要なポジションであり、現場の司令塔です。

責任がある重要なポジションなのです。

では、本当に施工管理の仕事はきつくて、やめた方がいいのでしょうか?


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    施工管理って実はここがすごい〜やめるのはまだ早い!〜

    まずは施工管理の仕事の『ここがすごい!』という点について詳しくお話します。

    もちろんネガティブなことを言われている点については事実ですが、それ以上に魅力的な点が数多くあります。

    1 給料が高い

    1つ目は、給料が高いという点です。

    下の表をご覧ください。

    今回は『建職バンク』で『施工管理』として掲載されている求人を元に算出しました。

    グラフは、縦軸が求人数で横軸が求人で提示された年収となっています。

    ちなみに下限の提示されている平均年収が407万円上限の提示されている平均年収が668万円となっており、全体の平均年収は537万円となっています。

    国税庁の民間給与実態調査によると日本の平均年収は436万円となっており、施工管理の仕事は全体的に給与が高いといえます。

    民間給与実態調査参照

    2 自分の力で給料を上げることが可能

    2つ目は、自分の力で給料を上げることができるという点です。

    給料の上げ方としては、大きく2つあります。

    1 資格を取得する

    1つ目は、資格を取得することです。

    求人情報の中には、諸手当や福利厚生の欄に

    『資格手当』

    と書かれている場合が多いです。

    資格手当とは、資格を取得した際に得ることができる手当のことです。

    また会社により支援の仕方は様々ですが、資格を取得した際に月給をあげるという内容が多いです。

    他にも資格を取得することで、転職の際に、より年収の高い求人に応募することも可能です。

    2 スキルや経験を身につける

    2つ目は、スキルや経験を身につけることです。

    もちろん他の職種もそうですが、施工管理の仕事は特にスキルや経験を身につけることで年収が上がる傾向にあります。

    スキルは、積算や測量などの建設系独自のスキルから、プロジェクト全体を把握するマネジメント力などのスキルなど多岐に渡ります。

    1つ1つのスキルをしっかりと身につけ、評価を上げることで、年収を着実に上げることが可能です。

    また大小様々なプロジェクトをこなしていくことで、経験を積むことができます。

    多くの経験をこなすことで会社内で昇進することができ、転職の際にはその経験を生かして有利に進めることができます。

    3 今後も安定している職業

    3つ目は、安定している職業であるという点です。

    建設業界全体にもいえることですが、施工管理の仕事を行なっている人は不足しています。

    しかしオリンピックや都市開発、インフラ整備の拡大などから施工管理の需要は年々増加傾向にあります。

    そのため、施工管理の仕事を行う人の需要は非常に高いのです。

    その上技術職であるため、職がなくなる確率は低いです。

    なので、施工管理の仕事は安定しているといえます。

    4  社会貢献性が高い

    4つ目は、社会貢献性が高いという点です。

    普段、皆さんが使っているビルや橋、道路などは全て工事によって作られ整備されています。

    その工事の現場を管理する仕事が施工管理です。

    つまり、社会貢献性が高い仕事ということです。

    特に自らの手で作り上げた建設物が多くの人に使われてる姿を見ると非常にやりがいを感じるといった声が多いことも事実です。


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      施工管理が「やめとけ」と言われている理由5つ

      では、いよいよ本題です。

      『施工管理はやめとけ』

      多くの魅力がありながら、なぜこのようなことを言われてしまうのでしょうか。

      1 ”やめとけ1” 長時間労働で残業が多い

      1つ目は、施工管理の仕事は他の職種と比べて長時間労働で残業が多いという点です。

      下の表をご覧ください。(dodaデータ参照)

      残業の多さランキング 職種 残業時間
      1位 設備施工管理 41.6時間
      2位 建築施工管理 36.7時間
      3位 食品/消費財メーカー 35.9時間
      4位 プロデューサー/ディレクター/プランナー 35.2時間
      5位 ITコンサルタント 34.4時間

      この表でもわかる通り、施工管理は残業時間が多い傾向にあります。

      工期の問題や工事後の事務作業など、施工管理の業務は非常に多いため、このような結果になってしまっていることが現状です。

      しかし、近年では国が働き方改革を進めており、今後は残業時間が少なくなるのではないかと予想されています。

      2 ”やめとけ2” 休日が少ない

      2つ目は、休日日数が少ないという点です。

      国土交通省のデータによると、他の業界に比べて年間20日〜30日ほど休日日数が少ない傾向にあります。

      やはり工期を優先してしまうため、どうしても労働日数が多くなってしまい、その分休日日数が少なくなってしまいます。

      しかし、就職する際に求人情報の一覧に

      『年間休日日数120日以上、完全週休2日制』

      と書いてある求人も数多くあります。

      就職する際は、しっかりと求人情報を確認しましょう。

      3 ”やめとけ3” 危険がある

      3つ目は、施工管理の仕事は危険であることです。

      現場での仕事が多いため、どれだけ事故を防ごうと対策をたてても、起きてしまうことはあります。

      墜落・転落事故や機材の事故、倒壊、崩壊事故など多くの事故が今までにも起きています。

      そのため、周りからはやめとけと言われることが多い傾向にあります。

      4 ”やめとけ4” 夏暑く、冬が寒い

      4つ目は、夏が暑く、冬が寒いという点です。

      施工管理は現場での仕事が多く、作業は基本的に屋外であることが多くなってしまいます。

      そのため、どうしても気候や天気に左右されてしまうのです。

      5 ”やめとけ5” 体力仕事であることが多い

      5つ目は体力仕事であることが多いという点です。

      施工管理の仕事はとにかくハードです。責任者として一日中現場の指揮をとり、それだけではなく現場作業終了後に書類作成などのデスクワークも残っています。

      そのため、朝が早く夜も遅くまで残ることもあります。

      非常にタフな仕事です。

      施工管理は今後働き方が改善される〜「やめとけ」とは言われない〜

      ここまで施工管理の良い点「やめとけ」と言われる理由について書きました。

      確かに施工管理の仕事はやめとけと言われることが多く、激務と言われることもあります。

      しかし近年では働き方が変わってきており、今後改善されることが予想されます。

      それには2つの理由があります。

      1 IT化の推進

      1つ目はIT化の推進です。

      施工管理の業務量は多く、多岐に渡ります。

      しかし上建設業界はIT化の推進が遅れているため、アナログで行なっている業務も多く、施工管理の仕事量は依然として多いままです。

      しかし、近年ではIT化の推進によって建設現場においても活用できるシステムが増えています。

      そのため、施工管理の仕事もより効率的になり、負担が減りつつあります。

      今後も建設業界のIT化の推進には注目が集まります。

      2 国全体での働き方改革の推進

      2つ目は国全体での働き方改革が進んでいることです。

      今まで施工管理の仕事は、人手不足や業務量の多さから

      『激務』

      『やめとけ』

      と言われ続けてきました。

      しかし働き方改革が進むことで、長時間労働の見直しが進められています。

      特に36協定などが導入され、その制度は建設業界にも浸透しつつあります。

      「長い時間働くことが良い」

      と言われている時代から

      「一人当たりの労働生産性を向上し、労働時間を減らす」

      という時代に変わってきているのです。

      ”やめとけ”とは言わせない!施工管理の求人情報をまとめてみた

      では、果たして施工管理の求人には

      「やめとけ」

      と言われるほど、激務な求人情報しかないのでしょうか?

      答えは

      『NO』

      です。

      今回は

      1. 給料が良い
      2. 休日日数が年間120日以上
      3. 残業が少ない

      という人気求人を厳選してご紹介します。

      1 東京都下水道サービス株式会社

      会社名 東京都下水道サービス株式会社
      年収 390〜700万円
      仕事内容 土木職(維持管理・施工管理)
      就業時間 8:30~17:15(所定労働時間7時間45分/休憩1時間)
      残業 月25時間程度(夜勤含む)
      ※残業代全額支給
      資格 <主事級採用>
      業界・職種未経験の方歓迎。無資格も可
      <主任級採用>
      条件に含まれるいずれかの資格を保有する方は、主任級として選考(詳細ページを確認!)
      休日 年間休日123日、完全週休二日制(土日祝休み)
      賞与 年2回
      社会保険 完備
      福利厚生 諸手当充実、資格取得支援制度もあり
      寮制度や研修体制も整っており充実してます

      1つ目は、東京都下水道サービス株式会社の求人情報です。

      給料も最高700万と平均よりも高く、休日日数も年間120日以上あります。
      主事級、主任級で窓口が用意されているため、未経験の方や資格をお持ちでない方でも挑戦できるのが非常に魅力的です。

      東京都下水道サービス株式会社の求人情報はこちら

      2 藤田商事株式会社

      会社名 藤田商事株式会社
      年収 450~750万円
      仕事内容 大阪エリアを中心とした施工管理業務(西日本地区担当)
      就業時間 8:30~17:30(休憩60分)
      残業 月間平均10時間
      資格

      【必須資格】
      2級建築施工管理技士(駆体)
      普通自動車運転免許(AT限定可)
      【歓迎資格】
      1級建築施工管理技士

      休日 年間120日、完全週休2日制(土日祝休み)
      賞与 年2回
      社会保険 完備
      福利厚生 資格取得支援制度
      社員持株会 など

      2つ目は藤田商事株式会社の求人情報です。

      こちらも年収が750万円と高く、休日もしっかりと取得することができます。
      上場もしているため安定した環境で働きたい方には特におすすめの求人です。

      藤田商事株式会社の求人情報はこちら

      まとめ

      今回は施工管理が「やめとけ」と言われている理由、実は魅力も多い、近年働き方は変わりつつある、という点についてご紹介しました。

      確かに施工管理は他の職種と比べて労働時間が長く、大変な職種の1つです。

      しかし年収が他の業種と比べて高く、自分のスキル次第で昇給することができる社会貢献性の高い仕事の1つなのです。

      施工管理の仕事を行なっている人も、これから目指す人も誇りと自信を持って頑張ってください。

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