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現在、太陽光発電は発電時に騒音や振動、排水・排気、廃棄物などが発生しないクリーンな発電方法として注目を浴びています。近年では一戸建て住宅だけでなく、集合住宅でも導入されるようになってきました。しかし、実際に導入するとなると気になるのは太陽光発電にまつわるトラブルです。この記事では、太陽光発電をめぐるトラブルの事例と、起こってしまったときの相談方法や事前にトラブルを防ぐ回避策についてご紹介します。

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太陽光発電のトラブル事例

ここでは実際に太陽光発電のトラブルとして起こりがちな事例や、その原因を見ていきましょう。

雨漏りトラブル

太陽光発電を行うには、発電用パネルを取り付けるために、屋根に穴をあける必要があります。ほとんどの雨漏りは発電用パネルを設置するために開けた穴に隙間があったり、瓦屋根の瓦を元に戻す際にずれていたり、という「施工ミス」が原因で発生します。また、まれにですが、建物自体の構造に欠陥があったり、台風時の突風などで屋根が破損したりすることが原因でも起こる場合があります。

反射光トラブル

太陽光発電の発電用パネルは陽が当たると強い光と熱を発生します。その反射光が近隣の家、特に窓などに当たってしまうことで、トラブルが発生する場合があります。反射光は事前に計算することができるので、取り付けの際に販売業者と確認しておきましょう。

騒音トラブル

太陽光発電の際に生じる騒音は、これまでの発電方法に比べればとても小さいものです。しかし、太陽光発電でたまった直流電力を家庭内で使える交流電力に変換するための「パワーコンディショナー」という機械はマイコン制御により、エアコンの室外機と同程度の動作音が発生します。これが原因でトラブルになるケースもあります。事前に近隣住民の方々に、「エアコンの室外機程度の音が発生する」ことを伝えておきましょう。

災害トラブル

雪が降ったときに、発電用パネルから一気に雪が落ちてしまい、これが人やものに当たることでトラブルに発展するケースがあります。降雪地帯にお住まいの方は、これを防ぐべく、雪止めの金具を取り付けて落下を防ぐ処置をしておくことが重要です。また、野立て式の太陽光発電機の場合、強い雨が降ると近隣の土地に土壌が流失してしまい、トラブルになることがあります。特に傾斜のある土地では土や砕石が流れることがあるため、充分な注意が必要です。雨による土砂の流出を防ぐには、むき出しの土に防草シートやグランドカバープランツを施すことが有効です。

雑草トラブル

野立て式の太陽光発電の場合は、雑草が発生して近隣とトラブルになることが多いです。雑草が発生すると景観を悪くしたり、虫や獣が棲みついたりするほか、火災が発生しやすくなります。そして、この雑草が隣地に侵入することも考えられます。

こうしたことがトラブルに発展してしまうので、除草剤をまくなどして、日ごろから雑草が生えにくい環境にしておくことが大切です。

土地・土壌トラブル

野立て太陽光発電の工事の際に、「土地の境界」をめぐって近隣の住民の方とトラブルになるケースもあります。土地の確定測量を工事前に済ませておくことで、トラブルを防ぐことができます。また、非常に多いトラブルとして、「子供が入ってしまうから危ない」という苦情が寄せられることがあります。これには、子供が入らないようにするために標識の設置が義務付け(改正FIT法)られていますので、標識の寸法などの確認をしましょう。

トラブルにあったときの相談方法

トラブルに見舞われたとき、設置した側はどのように対応すれば良いでしょうか。相談方法を知っておくと心強いですね。

弁護士に相談して依頼する

近隣の住民とトラブルが発生した場合は、弁護士に相談しましょう。現在、初回の相談に限り一定の時間は無料で相談に応じてくれる弁護士事務所も増えてきています。損害賠償の問題、日照権侵害の問題などの様々な法的トラブルが太陽光発電において発生しています。このような法的問題などの解決実績が豊富な弁護士事務所に相談するのがいいでしょう。

消費センターに相談する

雨漏りを始めとする施工トラブルは、消費者センターや国民生活センターなどに相談することが非常に有効です。近年、太陽光発電に関する消費者センターへの相談件数は2007年対比で3倍となっています。全国の消費者生活センターでは、商品やサービスなどへの苦情・問い合わせなどの相談を専門の相談員が受け付け、公正な立場で処理してくれます。相談は年末年始を除いて毎日できますが、受付時間が決まっています。いかにも怪しい電話勧誘販売などにあった際は、お住いの消費生活センターの公式ホームページなどで、事前に確認しておくとよいでしょう。

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太陽光発電トラブル回避策

トラブルが起こってしまう前に、そもそもトラブルを起こさない工夫も必要です。ここからは、トラブルを回避する方法について解説していきます。

業者選びは慎重に

発電用パネルを取り付ける際の施工業者は、慎重に選ぶ必要があります。ずさんな取り付けをされたために雨漏りや事故につながる施工ミスが起きた際に、業者とのトラブルを防ぐため、十分な実績があり、信頼がおける業者に施工してもらう必要があります。実績のある業者の場合、自社のホームページを持っているはずです。ホームページを確認して、工事を依頼したい業者の設置工事の内容が、多種類のメーカーにわたっている業者に工事を依頼するようにしましょう。

本やセミナーで情報収集

家庭用の太陽光発電は今もなおどんどん普及が広がっていますから、太陽光発電についての本はたくさん販売されていますし、全国各地でセミナーや勉強会などが行われています。本を読んだりセミナー等に参加することで正しい知識を得ることが、トラブルを防ぐための大きな力になるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。太陽光発電は非常に便利で経済的、しかも環境にやさしい発電方法として注目されていますが、その中で様々なトラブルの原因にとなることも確かなようです。トラブルを防ぐためには、どのようなトラブルがあるのか・どのように対処してゆけば良いのか、という知識を身につけることが大切です。安心・快適に利用するためにも、この記事がその助けになれば幸いです。

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