老朽化したインフラの維持管理や、防災・減災対策などこれからも需要が見込まれる建設業界。
このページでは、建設会社の売上高TOP10の会社の概要を紹介していきます!
少しでも、建設業界に就職・転職する方の助けになれば幸いです。
大手建設会社売上高ランキング
1位 大和ハウス工業 [平均年収907万円・平均勤続年数14.1年]
・事業内容・特徴
【住宅系】 戸建住宅(注文住宅・分譲住宅)、賃貸住宅(アパート・寮・社宅)、分譲マンション等の企画・設計・施工・販売、別荘地の販売
【建築系】 商業施設(店舗・ショッピングセンター)、物流施設(物流センター・配送センター・食品施設)、医療・介護施設、法人施設(事務所・ショールーム)の企画・設計・施工・リフォーム
連結売上高4兆円超、日本の建設・不動産業界のトップをひた走る大和ハウス工業。
1955年の創業以来、工業化建築のパイオニアとして住宅や集合住宅から商業施設、物流施設まで多彩な事業を手掛けてきました。現在では環境エネルギーやロボット、農業など新分野にも進出しています。
2位 積水ハウス [平均年収819万円・平均勤続年数16.3年]
・事業内容・特徴
積水ハウスは、圧倒的な年間供給戸数を誇る業界最大手のハウスメーカー。人材が豊富なのも特徴の一つです。
営業担当者は建築に関する専門的な知識を備えていることが多く、疑問を一つ一つ解決しながら安心して住まい探しを進められるようなサポート体制が整っています。
また、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)に対応する家「グリーンファーストゼロ」や、スマートタウンの開発など、環境配慮においても先進的な取り組みを行っています。
3位 大林組 [平均年収1053万円・平均勤続年数17.2年]
・事業内容・特徴
事業は「建築事業」「土木事業」「開発事業」「新領域事業」に分けられている。
建築事業では東京中央停車場(現:東京駅)、大阪城、日本万国博覧会テーマ館、六本木ヒルズ、東京スカイツリー、虎ノ門ヒルズなど、時代や文化のシンボルとなる数多くのプロジェクトを手がけています。
4位 鹿島建設 [平均年収1139万円・平均勤続年数18.5年]
・事業内容・特徴
グループ会社数が多く、グループ234社で事業領域を拡大している動きが目立ちます。
実績としてはお台場のフジテレビ本社ビル(FCGビル)、東京ミッドタウン日比谷、東京駅丸の内駅舎(再建および復元)など様々ありますが、特にダムや上下水道、トンネルなどの土木に強みを持ちます。高さ100mを超える高層ビル(霞が関ビル)を日本で初めて建設したのは鹿島建設であり、海外展開にも積極的な姿勢を見せています。
海外での不動産開発やM&Aにも積極的です。
5位 大成建設 平均年収1010万円・平均勤続年数18.3年
・事業内容・特徴
グループ理念は「人がいきいきとする環境を創造する」であり、アジアを中心に13の海外拠点もあります。
2020年の工事実績では「日テレ四谷ビル」や「御殿場プレミアム・アウトレット(第4 期)」があります。
国内外における建築・土木の設計・施工、環境、エンジニアリング、原子力、都市開発、不動産など幅広い分野で事業展開をしています。
6位 清水建設 [平均年収1010万円・平均勤続年数15.4年]
・事業内容・特徴
建築部門では「お客様が期待する価値を的確に捉え、営業から保全までの全てのプロセスにおいて、全従業員が“品質へのこだわり”を持って、最適品質の造りこみを行い、信頼され、満足していただける技術とサービスを提供する。」の方針のもとに仕事を遂行しています。
また、社会的責任を果たすための事業活動を行う「ESG経営」、女性活躍や、外国人労働、障害者雇用などの「ダイバーシティ推進」をしています。
7位 大東建託 [平均年収871万円・平均勤続年数8.5年]
・事業内容・特徴
主な事業は以下の2つになります。
(1)アパート、マンション、貸店舗、貸工場、貸倉庫、及び貸事務所等の建設業務
(2)入居者斡旋等の不動産仲介業務、及び建物管理、並びに賃貸借契約管理等の不動産管理業務
建築営業人員3,140人 建築営業担当一人当たり受注高1,323万円/月 建築営業拠点216支店
という圧倒的なセールス力が特徴です。
8位 長谷工コーポレーション [平均年収934万円・平均勤続年数17.1年]
・事業内容・特徴
マンション事業を主軸とした長谷工グループ各社の主な事業を行なっています。
主な事業は以下の9つになります。
- 建設関連
- 不動産分譲・ソリューション
- マンション受託販売・不動産流通
- マンション管理(分譲・賃貸)
- 修繕・リフォーム・マンション再生
- シニア関連
- 海外事業
- その他サービス関連
- 調査研究
長谷工コーポレーションの強みは、建設会社の領域を超えた総合力。用地取得、企画、行政折衝、設計、施工、販売、流通仲介、分譲マンション管理、リフォーム、賃貸マンション管理など、マンション事業にかかわる、すべてを担い、マンション事業の中心となり、トータルプロデュースを行っている。販売・管理等を通して得られた顧客ニーズのフィードバックが、事業提案、商品企画力、施工品質に生かされています。
9位 住友林業 [平均年収859万円・平均勤続年数14.9年]
・事業内容・特徴
住友林業の特徴的な事業
資源環境事業
木を植え、森を育み、資源として活用し、使った分はまた植える“保続林業”の理念のもと、広大な国内社有林で計画的な森林経営を展開。
木材供給を支えるとともに、環境問題の解決に貢献する、さまざまな事業を展開しています。
木材建材事業
世界20数ヵ国に展開するグローバルネットワークを活かして、良質な木材の安定供給を実現。調達から、製造、流通まで、国内No.1の木材・建材商社として幅広い事業を展開しています。
10位 関電工 [平均年収741万円・平均勤続年数19.1年]
・事業内容・特徴
様々な建物の電気設備工事と空調・衛生設備工事の計画・設計・施工・メンテナンス・リニューアルを担当しています。
受変電設備や各フロアに電気を流す幹線設備、分電盤や、電灯・コンセントにつなぐ配線網。建物内を快適に保つための照明・空調・給排水、さらには防犯・防災設備まで。新築はもちろん、既存設備の機能向上や省エネルギーのためのリニューアル工事など、あらゆる分野の屋内設備をプロデュースしています。
なぜ、「大手」をオススメするのか?
国土交通省によると平成31年末における、建設業許可業者数は468,311業者あります。
建設業許可業者数は、1999年度末の60万業者をピークに下降線をたどり平成31年度末には47万業者にまで減少しました。
さらに今日、新型コロナ感染拡大が建設業界を襲いました。
それによって、末端の小規模業者の経営難が表面化してきました。
コロナ禍で予定していた工事が中止となったり、新規受注を獲得できず経営が悪化するケースが増えました。その影響を受けたのは、小・零細規模の企業が圧倒的に多いです。
このように、小規模業者のコロナ関連破たんは増えています。
しかし、ここで紹介した大手建設会社はコロナ感染前と比べて、好調を維持している会社もあります。
やはり、建設業界において「大手の強さ」が明らかになったと言えます。
大手への転職をうまく成功させるために
やはり、技術職の転職に役立つのは、資格と言えるでしょう。
理由は専門職に対する経験や知識が、誰にでも目に見えて保証され、説得力を持たせるのが、資格だからです。
建設業界で転職の役に立つ主な資格を紹介します。
1.施工管理技士
建設業法に基づいて営業を行う場合には、「営業所ごとに専任の技術者を置かなければならない」という決まりがあります。この規定がある限り、その役割を担うことのできる「施工管理技士」はニーズがあります。
管工事施工管理技士と電気工事施工管理技士について詳しく知りたい方は、以下を参照ください。
2.電気工事士
基本的に建設で扱う、ほとんどの電気設備の工事を行うことができます。
第一種電気工事を持っていると、その資格でしか扱えないものもあるので重宝されます。
もっと詳しく電気工事士について知りたい方は、以下を参照ください。
3.電気主任技術者
電気設備を設けている事業主は、工事・保守や運用などの保安の監督者として、電気主任技術者を選任しなければならないことが法令で義務付けられているため、社会的評価が高い資格とされます。
もっと詳しく電気主任技術者について知りたい方は、以下を参照ください。
まとめ
業界売上高の高い大手建設会社を紹介しました。
このページを参考にしていただいて、ここまでご覧になっていただいた皆様の転職のきっかけになれば幸いです。
それぞれの会社の強みを理解することが、転職先を決める中で大きな手助けになることは間違いナシです。
転職時期を含め、「誰かに相談したい」という時は、建職バンクへお気軽にご連絡ください!
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