「電気工事士」と聞くと、男性をイメージする方が多いかもしれません。
しかし、最近は女性の電気工事士の需要が伸びてきており、多くの女性が電気業界で活躍しています。

今回のコラムでは、これから電気工事士として働きたいと考える女性のために、「肉体労働でキツくないの?」や「働き方に配慮はあるの?」など女性が不安に思うことを解消していきます。

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そもそも「電気工事士」って何する人?

仕事内容

まずは、そもそも電気工事士は何をする仕事なのかについて簡単に説明します。

電気工事士は、住宅・店舗・ビル・工場など、あらゆる建物の屋内外の電気設備に関する工事を行います。設置・修理・点検と多岐にわたる業務が存在するため、飽きがこない仕事といえるかもしれません。

ただ、電気工事士の仕事は、立ちっぱなしであることが多く、重いケーブルや工具などを運ばなければならない場合がほとんどです。ゆえに、ある程度の体力が必要になってきます。
特に上記の工具や材料を運搬する場合や不安定な場所・体勢での作業はキツイと感じるのが正直なところです。
とはいえ、女性でもできる作業がほとんどなので、経験を重ねることで徐々にコツを掴み、楽に作業できるようになっていきます。

次に、電気工事の概要を簡単に説明します。
電気工事は大きく以下の2つに分類されます。

・建設電気工事
官公庁施設、教育機関、ビル、住宅など、あらゆる建物の電気設備の設計や施工を行います。配線の設計・施工、コンセントや照明器具の取り付け、エアコンなどの冷房設備の設置工事などが含まれます。新しく電気設備を据え付けるだけでなく、すでに取り付けられている電気設備の保守や改修工事を行うこともあります。

・鉄道電気工事
日本の重要なインフラである鉄道を裏で支える仕事です。駅の照明や改札、モニター、変電設備、線路関連の電気設備など、電車の運行に欠かせないこれらの設備が故障しないように、設置・点検・保守を行います。しかし、鉄道施設での電気工事は、参入条件が厳しく設定されているため、参入できる業者は限られています。

資格について

電気工事士の資格は以下の2つがあります。

・第二種電気工事士
一般家庭、小規模な店舗、事務所など600ボルト以下の低圧で電気を受け取っている建物において作業可能となる資格です。電気工事士として働くための入門資格であり、試験合格のみで取得できます。

・第一種電気工事士
第二種の範囲に加え、工場、ビル、病院、大規模商業施設など、最大電力500kW未満の自家用電気工作物(高圧で電気を受け取る設備)も扱うことができます。仕事の範囲が格段に上がる資格ですが、試験合格に加え、3~5年間の実務経験が必要となってきます。

上記の資格を取得することで、設備管理や施工管理などの上位職種にキャリアアップしたり、年収を上げることが可能になります。

女性の電気工事士が増えている理由

なぜ女性作業員の需要が増えているのか

女性作業員の需要増加の理由としては、以下のような理由が挙げられます。

・女性専用の建物等が増加しており、女性作業員の需要が増えているため
一人暮らしの女性や高齢者世帯など、個人宅での作業において「女性の作業員にきてほしい」という要望の高まりがみられるため

このような理由から、企業は女性の採用をより強化しているのです。

女性の割合

令和6年度に実施された調査によると、電気業界における女性の割合は約16%となっています。一見、まだまだ低い数字のように思われますが、平成29年度調査では、約2%とほぼ女性がいない状態だったことをふまえると、電気業界への女性の参入が活発になってきているといえるでしょう。

参考
https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/hoan_shohi/denryoku_anzen/pdf/015_09_00.pdf
https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2024FY/1000075.pdf

現場で働く女性のリアルな声

ここでは、実際に電気工事の現場で働く女性作業員のリアルな声を紹介します。
全日電工連会館 様の記事より引用させていただいてます。

・Hさん 20代女性
文系出身からの挑戦でしたが、入社後の勉強をしっかりすれば、問題なく働けます。スポーツが好きなので、体を動かす今の仕事は、自分に合っているように思います。

・Mさん 30代女性
家族・近隣・会社の協力を得ながら、子育てと仕事を両立しています。電気工事の魅力は、結果や成果が残ること、そしてお客様の笑顔も励みになります。

・Aさん 40代女性
電気に関する知識はない状態からスタートしましたが、先輩を見ながらノウハウを学び、疑問に思ったところは積極的に質問しました。自分から積極的に話しかけると、お客様や他の業者さんともよい関係を築けます。

引用元:https://jeef.jp/women/koe/

職場環境や働き方について

職場環境

電気業界では、女性の採用を促進するために、環境整備意識改革の二つの面から、職場環境の改善や待遇向上が進んでいます。

まず、環境整備について説明します。

・女性専用設備の導入
現場に女性専用のトイレや更衣室を設置する企業が増えてきています特に、トイレ環境の改善は、女性が現場で働く上での大きな心理的障壁を取り除いています。

・作業の機械化・効率化
はじめに述べたように、電気業界では、重い資材の運搬や力作業など、女性にとって体力面が大きな負担となってしまいます。しかし、現在は電動工具や補助器具の導入が増え、体力的な負担が軽減されてきています。

次に、意識改革について説明します。

・ハラスメント防止対策
男女比率の偏りによる、セクハラやパワハラは女性にとって大きな懸念点となっています。確かに、女性が増えてきているとはいえ、電気業界は男性の割合が圧倒的に多いです。
そこで企業は、女性に安心して働いてもらえるようハラスメント防止対策に力を入れています。

以下に具体的な防止対策例を記載します。
・事業主の方針の明確化と労働者への周知・啓発
・ハラスメント防止研修の実施
・加害者に対する懲戒処分

以上のように、電気業界では少しずつ女性が働きやすい環境が整備されています。

働き方

電気業界では働き方においても、女性がキャリアを形成するうえで重視する「安定性」や「両立支援」の拡充が進められています。
以下では、電気工事士が女性の働き方においてどのようなメリットがあるのかを説明します。

・安定と将来性を兼ね備えた仕事である
まず、電気工事士の資格は国家資格であるため、一度取得すれば全国どこでも景気に左右されにくい安定した需要があります。
仮に、
ライフイベントで一度離職してしまっても、資格を保有していれば再就職することが比較的容易となっています。

・ライフイベントとの両立支援
男性が多い業界で福利厚生の待遇があまりよくないというイメージを持っている女性が多いかもしれません。
しかし、実際は産休・育休や時短勤務制度などの利用を促す取り組みがしっかりと進んでいます。また、全ての工事に当てはまるわけではありませんが、住宅工事の場合、騒音問題や近隣への配慮から、
朝から夕方までの勤務時間が守られやすく、残業が少ない現場が多くなっていますゆえに、家庭と仕事を両立しながら働くことが可能です。

電気工事士としてのキャリア形成

電気工事士の資格は「国家資格」のため、安定したキャリア形成が可能となっています。

年収も300万〜400万と、日本人女性の平均年収以上を確保することができます。
さらに、資格取得で年収幅がより広がる可能性も大いにあります

そして、電気工事士の人手不足が深刻化している現状では、未経験者でも積極採用し、手厚い育成サポートがある企業が増えているため、経験の有無はそれほど大きな問題ではありません。
20~30代であれば、未経験でも積極的に採用している企業も多く、かなり狙い目であると言えるでしょう。

40代以上だと、未経験からの採用は少し厳しくなってきます。
ただし、設備管理や施工管理にまで視野を広げて資格を取得することで選択肢は増やすことができるでしょう。

建職バンクにおける転職支援実績

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ここでは、実際に転職に成功した女性求職者の例をいくつかご紹介します。
(※職人・作業員の人材紹介は法律で禁止されているため、紹介先は管理等の職種になります。)

Aさん

年齢 27歳
経験 業界未経験
資格 保有資格なし
経験社数 0社
年収の上がり幅 130万円→355万円(225万up)

Oさん

年齢 25歳
経験 業界未経験
資格 2級電気工事施工管理技士, 第二種電気工事士
経験社数 1社
年収の上がり幅 260万円→312万円(52万up)

Wさん

年齢 32歳
経験 工事作業経験あり
資格 第二種電気工事士, 第一種電気工事士
経験社数 2社
年収の上がり幅 250万円→320万円(70万up)

以上のように、業界未経験の方や資格をお持ちでない方でも電気業界への就職・転職は可能です!少しでも興味があったり、相談したい場合は是非建職バンクをご利用ください。

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おすすめ求人紹介

ここでは、建職バンクで掲載されている女性歓迎求人を3つご紹介します。
現場作業を希望している方はこちらから求人をお探しいただけますと幸いです!

会社名 株式会社エスプールヒューマンソリューションズ
年収

450~1100万円

勤務地

全国(転勤なし)

仕事内容

現場工事の管理等

就業時間

8時30分~17時00分
平均残業時間:月20時間以内

資格

無資格歓迎

経験 未経験歓迎
経験者の方・ブランクがある方も歓迎!
休日

年間休日数:125日以上
完全週休二日制(土日祝休み)

社会保険

完備

詳細URL

https://kenshoku-bank.com/jobs/16869

会社名 コクヨマーケティング株式会社
年収

450~700万円

勤務地

東京

仕事内容

現場管理・施工管理

就業時間

8時間00分(休憩45分) スーパーフレックス制(コアタイム無)
残業:月20時間程度

資格

【必須資格】
■普通自動車運転免許

経験 【必須経験】
■以下いずれかの施工管理または施工計画作成のご経験をお持ちの方  
オフィスビル/店舗/学校/病院/官公庁施設 等  
建築/土木/内装/設備(電気・電気通信・管工事)分野
休日

年間休日:129日
完全週休2日制 (土日祝休み)

社会保険

完備

詳細URL

https://kenshoku-bank.com/jobs/16631

会社名 株式会社ニチエネ西日本
年収

400~700万円

勤務地

大阪・兵庫・京都

仕事内容

電気機器の取り付け等

就業時間

■取り付け工事スタッフ:8:30~17:30(実働7.5時間/休憩1.5時間)
■トラブル調査スタッフ:9:00~18:00(実働7.5時間/休憩1.5時間)

※シフト制
残業:月20~30時間程度

資格

【必須資格】
■普通自動車運転免許

経験 未経験歓迎
休日

年間休日120日

社会保険

完備

詳細URL

https://kenshoku-bank.com/jobs/16842

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まとめ

今回は女性の電気工事士に焦点を当て、需要が増えている理由や職場環境、キャリア等についてお伝えしました。

電気工事士は決して楽な仕事ではありませんが、女性でも十分活躍できる仕事です。
さらに、将来にわたって需要がなくならない職業のため安定しているうえ、資格を取得することで年収の大幅アップも狙えます。

前述の通り、最近は女性が働きやすい環境がどんどん整えられつつあります。
なので今、女性が電気工事士として活躍できるチャンスです!ぜひ積極的に新しいキャリアを築いてみてください!
この記事を通じて、「力仕事で女性にはキツそう」「大変な仕事」という印象を少しでも変えられていたら幸いです。

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