6月末に発表された2023年5月の建設業界の動向の月次報告です。
以下に、雇用関連指標(常用・除くパート)および職種別過不足率に関する情報を示します。
各種雇用関連指標(常用・除くパート)・職種別過不足率の今月の数値
建築・土木・測量技術者の雇用関連指標(常用・除くパート)
新規求人数は増加、新規求職者数は減少しました。有効求人倍率はわずかではあるものの上昇しています。
入社率は前年同月から0.31ポイント下降しました。
建設関連の雇用関連指標
新規求人数は増加、新規求職者数は減少しましたが、大幅な変化は見られませんでした。建築・土木・測量技術者と同様に有効求人倍率は上がっています。
職種別過不足率
前年同月から型わく工(建築)はマイナス2.1ポイント、鉄筋工はマイナス2.2ポイント、電工はプラス1.1ポイントでした。鉄筋工の減少と電工の上昇状態は先月4月と同様です。
各種雇用関連指標(常用・除くパート)・職種別過不足率の推移(過去1年間)
新規求人数
「建築・土木・測量技術者」は2万件、「建築・採掘」は4万件周辺を推移していますが、先月から大幅な変化はありませんでした。
新規求職者数
「建築・土木・測量技術者」「建設・採掘」両者ともに増加傾向にありましたが、5月になり大幅に減少しました。
有効求人倍率
長い期間で見ると緩やかに上昇しているものの、わずかに下降状態が続いています。
入社率
「建築・土木・測量技術者」「建設・採掘」ともに、先月とほぼ同じ水準を保っています。
電工の過不足率
今月に入り急激に上昇し、1%を超えました。人材不足が進んでいることがわかります。
建築関連の過不足率
両者ともに4月からやや下降しており、人材不足がやや解消しました。
以上、2023年5月の雇用関連指標(常用・除くパート)および職種別過不足率に関する情報でした。