6月に発表された2023年4月の建設業界の動向の月次報告です。
以下に、雇用関連指標(常用・除くパート)および職種別過不足率に関する情報を示します。
各種雇用関連指標(常用・除くパート)・職種別過不足率の今月の数値
建築・土木・測量技術者の雇用関連指標(常用・除くパート)
新規求人数、新規求職者数ともに減少しました。一方で有効求人倍率はわずかではあるものの上昇しています。
入社率は前年同月から0.62ポイント下降しました。
建設関連の雇用関連指標
前月に引き続き、新規求人数・新規求職者数ともに減少し、前者は10.01%、後者は9.88%減となりました。特に新規求職者数は、前年同月に比べて減少する状態がここ数ヶ月ほど続いているようです。
職種別過不足率
前年同月から型わく工(建築)はマイナス0.4ポイント、鉄筋工はマイナス6.2ポイント、電工はプラス0.3ポイントでした。相変わらず、鉄筋工の減少と電工の上昇状態が続いているようです。
各種雇用関連指標(常用・除くパート)・職種別過不足率の推移(過去1年間)
新規求人数
4月になり新しい年度が始まったからなのか、「建築・土木・測量技術者」、「建築・採掘」ともに減少が目立ちます。
新規求職者数
年明けから「建築・土木・測量技術者」「建設・採掘」ともに大幅に増加しています。
有効求人倍率
長い期間で見ると緩やかに上昇しているものの、わずかに下降状態が続いています。
入社率
上昇状態をキープしていた3月までとは異なり、一気に下降しました。
電工の過不足率
電工の不足率は昨年5、6月あたりに落ち着いたものの、8月に急激に上昇し、その後は上昇下降を繰り返しています。
建築関連の過不足率
3月には鉄筋工の過不足率が大幅に上がりましたが、4月はそれ以前の水準に戻っています。
以上、2023年4月の雇用関連指標(常用・除くパート)および職種別過不足率に関する情報でした。