東京都千代田区は23区の中心地であり、皇居を中心として、区の大部分が江戸時代の武家屋敷跡地になっています。JR東京駅の西側の大手町や丸の内はオフィスビルが立ち並ぶビジネス街になっており、日本の経済や情報、通信の中枢をなしています。高層ビルが多くあり、昼間の人口と夜の人口が大きく変わるという特徴があります。
また、霞が関一帯は日本の行政を担う中央官庁の建物が連なり、外務・財務・経済産業・国土交通などの各省や、警視庁、検察庁が並んでいます。永田町には日本の立法を司る国会議事堂を中心に、首相官邸や内閣府があり、隼町には最高裁判所もあります。
北部の神田界隈には特色のある古書店やスポーツ店が軒を連ね、秋葉原は世界からの買い物客で賑わう電器製品店が集中しています。
1914年(大正3年)開設された東京駅は日本の中心駅として、今も各新幹線や各在来線の起点になっています。また、東京メトロは副都心線を除く全線が通っており、都営地下鉄は三田線・新宿線・大江戸線が地下を走ります。
道路では首都高速道路の都心環状線・1号上野線・4号新宿線・5号池袋線の他、国道1号・4号・17号・20号が区内を通ります。
江戸城跡は特別史跡になっており、北の丸公園のヒカリゴケ生息地は史跡に指定されています。名所としては、国宝を所蔵する日枝神社、江戸の三大祭りで知られる神田神社(神田明神)、日本最初の洋式公園である日比谷公園、北の丸公園(日本武道館、科学技術館、国立近代美術館がある)、靖国神社、国立劇場があります。
