第二種電気主任技術者(電験2種)とは
電気主任技術者は、一定規模以上の電気工作物が安全に稼働できるように点検するための国家資格です。第二種電気主任技術者(電験2種)は、電圧が17万ボルト未満の事業用電気工作物の管理・保全業務を行うことができます。
業務内容には、商業施設やオフィスビル、製造工場、プラントの設備管理業務などが挙げられます。主には電気設備のメンテナンスおよび改造、電気制御システムの管理、設備メーカーとの交渉、工事管理、設備の新設など、幅広い業務を担当します。最近では、洋上風力の登場などもあり、発電所における保安業務求人も増えてきています。第二種電気主任技術者は今後も需要が高い資格であり、そのため業務未経験であっても、採用される可能性が高い資格でもあります。
第二種電気主任技術者の求人の募集年齢
建職バンクが、経済産業省が公開している資料などを元に調査した結果によると、年齢の下限の平均値としては22歳、年齢の上限の平均値としては46歳となりました。最大で80歳までの勤務が可能な求人もありました。長年の経験と知識を積んだベテランほど発電市場で特に求められる傾向にあるため、60代の第二種電気主任技術者は即戦力、リーダーとして期待されます。
第二種電気主任技術者の求人の募集地域
第二種電気主任技術者の地域別の求人傾向としては、東京、大阪、神奈川、福岡県など都市圏では商業施設やオフィスビルの施設管理業務が多く見られました。茨城県、高知県、千葉県のような地方での求人ですと、発電所の保安管理業務が多く見受けられました。
第二種電気主任技術者の求人の年収
建職バンクの求人情報をもとにした第二種電気主任技術者の期待平均年収は542万円でした。下限額の平均値を見ると432万円、上限額の平均値では653万円となりました。建職バンクが取り扱う求人の中には、年収にして最大1,000万円のものもあるため、高年収が見込める資格職であるといえます。