丸紅クリーンパワー(株)に採用後、東京本社での勤務を経て、当社傘下の特別目的会社・愛知田原バイオマス合同会社の現地事務所に駐在し、以下の業務に従事していただきます。
[注記]
発電設備:74.95MW 木質ペレット専焼循環流動床ボイラ・抽気復水型蒸気タービンの発電設備
A エンジニアリング遂行期間(2021年12月~2022年2月初旬頃)
※東京本社勤務期間:採用時期が2021年11月頃であれば、現地側責任者(所長)としての準備期間として、以下の業務を技術担当補助の位置づけで行います。
(1) EPCコンストラクタから提出される技術仕様書、図面類とメーカー仕様書に対するオーナーズエンジ会社のコメントをチェックし、その内容を精査し確認します。
(2) プロジェクト関係者やEPCコンストラクタとの技術的打ち合わせや折衝を含む取合点や供給範囲の仕切りを行います。(系統接続・工水・上水・燃焼ロジ等)
(3) プロジェクトに必要な各種技術的資料を作成します。
(4) 運転・保守(以下O&M)業務委託業者との各種業務調整を行います。
B 建設期間(2022年2月中旬~2024年10月末)
※東京本社への短期出張あり(月に複数回程度)
建設期間中はSPC体制で、発電所長の配下に「総務課長」と共にオーナーズエンジ会社より配置予定のBT主任技術者/電気主任技術者及びエンジニア4名が配置されます。これらの要員を技術面で統括する役務を担います。
(1) EPCコンストラクタとの技術管理、現地工事の工程管理、品質管理、安全管理等と東京本社との調整・連絡業務を行います。
(2) 自治体対応、オーナーズエンジ会社との調整業務、溶接事業者検査、使用前自主検査、安全管理審査等の統括業務を行います。
(3) 試運転期間中の試運転燃料・用役の手配、試運転工程、内容の確認及び東京本社との連絡調整を行い、機能・性能の確認業務を行います。運転開始までのトラブルシューティング対応業務も行います。
C 運転開始以降(2024年11月~)
※東京本社への短期出張あり(月に複数回程度)
運用後のSPC体制では、発電所所長(技術部長兼務の可能性あり)として、配下の「総務課長」「経理/財務課長」「燃料/ユーティリティ調達課長」と協業し、以下の業務を統括する役務を担います。
(1) 発電設備オーナーとしての運転、設備管理を行います。
※実際の運転、設備管理はO&M業者に委託するため、オーナーとして主に次の点を管理します。
① 送電計画案作成、連絡(年間、月間、週間)
② 燃料使用計画案作成
③ 日々の発電設備の運転、設備管理状況把握、対応
④ 定期検査・修理工事の内容・費用等の把握と委託会社との情報交換
(2) 発電設備の予実算管理を行います。
① 送電量、燃料使用量、燃料棚卸等の把握と管理
② 発電原単位管理(効率、用役使用料、燃料等)
③ 保全費用管理(件名、発注金額確認等)
(3) 環境管理を行います。
環境保全協定等の数値確認と管理、報告
(4) 対官庁業務を行います。
各種定期報告、申請、届出
(5) O&M業務委託先との技術面での折衝、意思伝達、情報収集を行います。
① 定期会議等を行い必要な情報交換、協議
② 各種O&M要領書の改訂承認
③ 各種O&M改善提案の精査、実行指示
(6) 東京本社との連携・報告を行います。
① 運転状況・設備状況等の定期報告、設備異常報告等
② 予算・実績報告、燃料手配等の確認等