宮城県は東北地方の南東部に位置し、県庁所在地は仙台市です。山形県との県境である西部は奥羽山脈が南北に連なる山岳地帯となっており、東側は太平洋に面しています。リアス式海岸を形成する県の北東部は三陸海岸の南部に当たり、牡鹿半島として太平洋に突き出し周辺には出金華山や出島などの島々が浮かびます。牡鹿半島の南に位置する仙台湾の大分部は平坦な砂浜海岸となります。県の南東部と北部は仙台平野と呼ばれる平野部で、北上川を始めとする多くの河川が流れています。
県民の約半数が住む仙台市では太白区、泉区、宮城野区、若林区に戸建て住宅やマンションが集中しており、仙台市近郊の多賀城市、名取市、富谷市、利府町、塩竈市などでは戸建て住宅が多く見られます。
商工業地域としては、仙台市青葉区がオフィスビルの立ち並ぶオフィス街、仙台港周辺や石巻市、岩沼市が工場の集まる地帯になっています。女川には女川原子力発電所があり、七ヶ浜町にある仙台火力発電所、黒川郡にある大和富谷メガソーラー発電所など多くの発電所もあります。
商業施設・ショッピングモールとしては、名取市にあるイオンモール名取や仙台市にあるザ・モール仙台長町、エスパル仙台、アエルが挙げられます。名所としては、仙台市では伊達政宗により建てられた霊屋の「瑞鳳殿」、ベガルタ仙台のホームグラウンドである「ユアテックスタジアム仙台」、光のページェントで有名な仙台市の「定禅寺通」があり、仙台市以外では日本三景の一つに数えられる「松島」、大崎市にある大峡谷の「鳴子峡」、大河原町にある約1200本のソメイヨシノが並ぶ「白石川堤一目千本桜」、大崎市にある約42万本のひまわりが咲き誇る「ひまわりの丘」などがあります。
道路交通の要として、南北に走る東北自動車道、山形県へ至る山形自動車道、岩手県へ至る三陸自動車道があります。仙台駅前周辺や東北大学雨宮キャンパス跡地などでは再開発が進んでおり、建設現場・工事現場が多く見られます。