長崎県は、九州北部に位置しており、長崎市を県庁所在地としています。周りを海に囲まれた県となっており、北部～南部、離島に至るまで海に面したエリアとなります。地形は丘の形状となっており、坂がとにかく多い県になります。
佐世保市、長崎市、ベッドタウンの大村市、新興住宅地の諫早市などに住宅街が広がっています。山がちな地形から戸建住宅が多くなっていますが、長崎市、佐世保市などの中心部には、高層マンション・タワーマンションも含むマンション群が見られます。
商工業地域としては、長崎市がオフィスビルの立ち並ぶオフィス街となっており、崎市元船町の倉庫群跡地は11階建ての長崎BizPORTというオフィスビルもできました。造船業で有名な佐世保などの臨海エリアや西彼杵郡時津町などが工業地帯となっており、工場が多く見られます。西海市の松浦火力発電所、松島火力発電所、佐世保市の相浦発電所など、発電所も点在しています。
商業施設・ショッピングモールは長崎市に集中しており、長崎出島ワーフ、アミュプラザ長崎、ゆめタウン夢彩都などが挙げられる他、佐世保市のえきマチ1丁目佐世保、させぼ五番街、島原市のイオン島原、対馬市のショッピングセンターティアラなどもあります。
名所としては、長崎市にある中華街や日本三大夜景にも数えられる稲佐山、教会など洋風の建築物群、佐世保にあるハウステンボス、西彼杵郡の長崎造船所史料館などが有名です。西彼杵郡の長与町総合公園、長与シーサイドパーク、長崎市の赤瀬邸庭園、雲仙市の鍋島邸庭園、諫早市の御書院庭園などの大きな公園・庭園もあり、御書院庭園内の眼鏡橋と長崎市内にある日本三名橋の眼鏡橋、女神大橋、平戸島と生月島を結ぶ生月大橋などの橋も見どころになっています。
道路交通網は佐賀県と長崎県を繋ぐ高速道路があり、熊本県と長崎県を繋ぐ船など海路もあるため、九州各地からアクセスしやすくなっています。新幹線を通すために西九州ルートの確立も進められており、開通予定の2022年を目処に観光産業にはさらに力が入っていきそうです。新住宅市街地開発事業が進む諫早市や長崎駅周辺などでは、再開発の建設現場・工事現場も多く見られます。
