さいたま市は埼玉県の東京都に近い南部に位置し、浦和区(旧浦和市)に市役所があります。浦和区や大宮区は百貨店やデパート、観光名所が数多く集中するさいたま市の中核的なエリア、中央区や南区は新築マンションの開発が続いており、若者を中心にファミリー層が多く住むなエリアになっています。
戸建て住宅は浦和区や大宮区の駅からやや離れた場所に集中しており、中央区や南区の駅周辺は再開発に伴いマンションの建設が進んだため、高層マンションが多く立ち並んでいます。
商工業地域としては、やはり浦和区、大宮区の駅周辺がオフィスビルの立ち並ぶオフィス街となっており、岩槻区、北区にはそれぞれ岩槻工業団地、吉野原工業団地という大規模な工業団地があり、倉庫・工場の集まる地帯になっています。大宮にある大宮発電所、小水力発電所の深作発電所、尾間木発電所など、発電所もあります。
商業施設・ショッピングモールとしては、大宮駅前の西武・そごうや高島屋、浦和駅にある伊勢丹、浦和パルコや浦和コルソなどが挙げられます。名所としては、大宮にある氷川神社と鉄道博物館、さいたま新都心のさいたまスーパーアリーナ、浦和レッズの本拠地でもある埼玉スタジアム2002が有名です。氷川神社に隣接した大宮公園、浦和競馬場内にある浦和記念公園、毎年バラ祭りを開催するなどバラが有名な与野公園などの大きな公園・庭園があります。鉄道博物館へ向かう際に使う「ニューシャトル」はモノレールのような外観で、他には見られない乗り物として人気を博しています。
道路交通の要として、浦和や岩槻にインターチェンジのある東北自動車道、大宮や与野を通る国道17号が走っています。武蔵浦和駅周辺、南与野駅周辺などは再開発が進んでおり、建設現場・工事現場が多く見られます。