茨城県は関東地方に属する県の1つで、人口は2019年9月1日現在で約286万人です。県庁所在地は水戸市にあります。茨城県は千葉県、埼玉県、福島県などの県と接しており、県の人口や面積が比較的大きいため、地域によって大きく性格が異なっています。取手市や土浦市などの自治体が含まれる県南地域は東京都市圏の一部に含まれており、鉄道などで東京都心へ通勤している人も大変多くなっています。
県内で最も人口の多い自治体は水戸市ですが、県南部のつくば市や土浦市も人口が多く県全体に都市が広がっています。茨城県内には新幹線は通っていませんが、東京と宮城県を結んでいるJR常磐線が通っており、特急列車が頻繁に運行されています。小美玉市には北関東唯一の空港である茨城空港があり、新千歳、神戸、上海などに向かう航空路線が運航されています。
茨城県の主要な産業としては、工業を挙げることができます。南関東の神奈川県や千葉県と比較すると規模はやや小さいものの、鹿島地域に鹿島臨海工業地帯が形成されており、石油コンビナートや発電所、鉄鋼工場などが分布しています。茨城県は東京から近く、広大な土地を有しているため農業も大変盛んです。首都圏へ出荷するために多くの作物が栽培されており、特にピーマンや小松菜、白菜などを多く生産しています。
茨城県には太平洋に面し美味しい海産物や美しい風景を楽しめる大洗や、日本で二番目に大きい湖である霞ヶ浦、日本百名山の1つである筑波山、日本三名瀑の1つである袋田の滝など、多くの観光スポットもあります。